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プロという世界|佐伯直哉オフィシャルブログ by LaBOLA

プロという世界

2012/09/11 18:1833

この一週間、いろいろな事がありまして…なかなか気持ちを落ち着けてブログ更新ができずに申し訳ないです。


先日、川勝監督が辞任されました。

この世界、結果が伴わなければあり得る事。

”責任を取る”という事に、関わっている全ての人に同じ様に責任はありますが、選手全員を変える訳にもいかず、監督一人を変える事によって再生を図る。

私自身も何度とこういう事を経験してきました。

申し訳ない、情けないと自責の念にかられます。

特に今シーズンは、ピッチの上で全く貢献できずにいて不甲斐ない思いしかない。


しかし、立ち止まり振り返っている場合でないのも事実。

シーズンも佳境に迫り、J1昇格に向けた戦いが毎週来ます。


最後には我々ヴェルディが最高の結果を手にして笑っていられるように…みんなの後押しよろしくお願いします!







個人的にとてもお世話になっていた監督の川勝さん。

ユース時代から指導してもらい、プロとは?アマとは?そんな基本的な事から叩き込まれ、プロになってからも共に仕事をさせていただきました。

ヴィッセル神戸、アビスパ福岡、そして東京ヴェルディ。

福岡でJ1を戦っていた時も苦しい事が多かった。

その中でチームは入れ替え戦までいき、最後にJ2へ降格してしまったコトがあります。

今もチームメイトであるチビ(飯尾一慶選手)と共に2006シーズン途中に福岡へ移籍をし、期待して獲得してくれた川勝さんの思いに応えられず降格してしまった。

その後、私は大宮アルディージャへ、チビは東京ヴェルディへと戻りましたが、2009年に川勝さんがヴェルディの強化アドバイザーに就任した時にかな?
チビと電話で
「また一緒にプレーしたいね〜、俺らは降格させてしまった貸しがある。だからこそ、昇格してケツさんを”男”にしたいね。」
なんて話をしていた事があって。

それを自分達の力不足で果たせず、こういうカタチで別れるコトになってしまったコトに情けない思いが強いです。

結局、与えられた数多くのチャンスに対して私は何も返せないままで・・・。


もうこの先、監督と選手として共に仕事をするコトは正直無いでしょう。


しかし川勝さんのサッカー哲学、思想、プロフェッショナリズムは共感しているつもりです。


現役でいる今はプレーで、現役を退き、次なるステージで生かされる事があれば、指導者として伝えていければと思います。


そしていつの日か、笑って酒を飲み交わしてみたいなぁ。

そんな時が来ることを信じて・・・。

そして、ありがとうございました。

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