幼保一元化(子ども子育て支援新制度)における保育士の資格について 続編

ここんところ新聞やネットのニュースで「子ども子育て支援新制度」についてやたら目にします。


と言うのもこちらが4月からいよいよ始まるわけで…。


で、こちらの日記なんですが…
http://m.labola.jp/diary/26529120


いつの間にかとんでもないアクセス稼いでいたにも関わらず、長らくその後どうなったか放置していました(^_^;)


いい機会なので現状どうなったか、記しておきたいと思います。


まだまだ勉強不足な点が多いので変な文章になるかと思いますが、ご理解いただければと思います。




子ども子育て支援新制度…


簡単に言うと待機児童(保育園に入りたいが保育園が足りず入れない子ども)を何とかするためのものです。


そこで幼稚園に保育園の機能、保育園に幼稚園の機能を持たせた「認定こども園」を増やすことでそれに対応しましょうという感じです。


認定こども園は既存の保育園や幼稚園がなります(全てではないです、今のところ…)。


まあその辺りは新聞やネットに詳しく書いてあるんでそちらをご覧ください(爆)


別にやろうとしていることは悪くないんだと思ってます。


何が問題か、保育野郎が何を訴えたいかと言うと…


認定こども園になると、保育士と幼稚園免許、両方持っていないと働けなくなります。


厳密には働けなくなるわけではないですが、少なくともうちの園では働けなくなるらしいです。


詳しく述べますと…


保育士資格のみは0~2歳児クラスでしか働けない。
幼稚園免許のみでは3~5歳児クラスでしか働けない。


そんな感じです。


これってどうなのでしょうか?


保育士は0~5歳児クラスで働いてきているわけです。それが何故3~5歳児クラスでは働けなくなるんでしょうか?


保育野郎が訴えたいことはここだけです。


デメリットがいっぱいあります。


そもそも保育士の数が全国的に足りてないんです。保育士1人に対する有効求人倍率が2倍?ちょっとあやふやなんですがそんな現状です。


そこで保育士資格は持っているけど保育士として働いてない人の就職支援が活発になってきているみたいなんです。


でも…


保育士しかない人なんて沢山いるでしょうに。


何のための制限なのか、全くわからんのです。


救済措置として、平成25年度から5年間、ある程度経験のある保育士には幼稚園免許を取りやすくするというのが(年度がちょっとあやふやです、あと幼稚園のみの人にもあったと思います。勉強不足ですみません…)あります。


いやしかし、そうは言っても資格取るにはお金がかかるし、休みだって使わなければならないです…。


ましてや前述のような保育士資格は持っているけど…の人たち。こういう方々を掘り起こす際にあと3年もしたら結局働けない…なんてことも起こり得ます。


もちろん、現状待機児童が多いのは0~2歳児なんです。その辺りに理由があるのかも知れないですが…


しかし0~2歳児だって大きくなるわけです。


保育士が足りないのに、このルールは必要なのか?


「働けないから保育士辞めよう」なんて人が今後出てくる可能性もあります。


自分も悩んでいる一人です。


正直「今までやってきたことはなんだったのか」と言う思いです。


とは言え生活はしなくてはならない。


だから泣く泣く資格を取りに行くのかも知れません。


なんだか前回は「署名する!」とかバイタリティあること言ってんな、オレ(^_^;)


しかし悩んでいる時間はなかったりするわけです。


もう既に資格を取った人がいるので全てを白紙にとは言いません。


せめて
5年という期間を廃止するとか
資格を両方ある人には認定こども園では手当てを付けるとか


その辺りで調整できないものでしょうか…。


このままでは今以上に「保育士が足りない」未来がやって来ます。




乱文失礼しました。また勉強不足を露呈し申し訳ないです。あと今回もあくまで保育士としての立場からの話で、幼稚園教諭からの視点は全くありませんでした。


ただ、今まさに考えていることを記させていただきました。


これによって何か変わることはないですが、「あぁ、保育士も大変なんだな」くらい感じてくだされば幸いです。

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