野球界ソフトボール界が「見える形で」一丸となれるかが五輪復活のカギ

、野球とソフトボールの除外はファンにとってショッキングなニュースだ。また、オリンピック出場を目指してきた選手や指導者にとっても、これは人生を揺るがす大打撃である(特にプロ機構を持たないソフトボールは相当な危機に直面する事となる)。

だが、ここでハッキリした事が一つある。

それは、今のオリンピックは「スポーツが上手な愛好家」を求めているのではなく、世界を釘付けにする「トップ・アスリート」を求めているということ。つまり、オリンピックはもはや「アスリートの祭典」ではなく、「トップ・アスリートの祭典」なのだ。

また、世界を魅了しながら、確実に黒字を出すスポーツでないと、オリンピック種目としての存在意義が問われる時代なのだ。

ソフトボール、そして野球の両種目の五輪復活のチャンスは最短で2016年のオリンピック。今回「除外」を逃れたテコンドーのように、重点的なロビー活動を通じて野球、そしてソフトボールの五輪種目としての存在価値を世界に示すことが必要となる。

一言で言えば、国を超えて、アマ、プロの垣根を越えて、野球界が「見える形で」一丸となれるかが、五輪復活のカギとなる。

野球やソフトボールを五輪種目として残すことを真剣に考えるならば、プロだの、アマだの、日本だの、アメリカだのと、金だの、銀だのと、言っている場合ではない

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