俺から見たアスレティック・ビルバオ対バルセロナ

ラボーラにもブログがあることを発見したのでこちらにも投稿してみよう!!

 

第1節、アスレティック・ビルバオ対バルセロナです。

 

バルサはメッシが怪我、ブスケツ、ラキティッチはベンチスタート。先発は左WGにグリーズマン、右WGにデンベレ、CHはセルジ・ロベルトとアレニャ、アンカーにデ・ヨングを起用しました。

 

前半

ビルバオは4-4-2で前からプレスをかけていきます。バルサは、プレスをかわそうとしますがなかなか前に持ち出せません。

 

序盤はビルバオペース。

 

6分、右サイドハーフウェーライン付近でデンベレがバックパスをミス。ウィリアムズが拾ってドリブルから強烈なミドルシュート。テア・シュテーゲンがセーブします。

 

14分、前線でウィリアムズが左サイドに流れ、その動きに合わせてユーリがフィード。ウィリアムズが抜け出し左45度からシュート。これもテア・シュテーゲンがセーブします。

 

28分、ハーフウェーライン付近からアレニャが左サイドのスペースにスルーパス。アルバがフリーで走り込みニアへクロス。グリーズマンが走り込みスアレスに落としますが、わずかに合わず。

 

31分、スアレスがビルバオのゴール前で足を気にしてストップ。プレーは続き、ビルバオのクリアをバルサが跳ね返し、そのボールを拾ったウナイ・ロペスが確認もせずにGKへバックパス。スアレスが反応し、反転しながら左足でシュート。しかし、左ポストに嫌われます。

 

この直後にスアレスはラフィーニャと交代。グリーズマンがCFに入り、ラフィーニャが左WGに入ります。

 

35分、カパが右サイドでデ・マルコスとワン・ツーで抜け出しグラウンダーのクロス。ラウール・ガルシアが合わせますがテア・シュテーゲンがセーブします。

 

43分、右サイドでラフィーニャがカットイン。ユーリをかわしてミドルシュート。ウナイ・シモンが触りバーに嫌われます。

 

0-0で前半は終了。攻めあぐねたバルサに対し、奪ってカウンターを仕掛けようとするビルバオが主導権を握った前半でした。

 

後半

開始から、バルサはアレニャに代えてラキティッチを投入します。また、デンベレとラフィーニャがサイドを入れ替えました。

 

6分、右サイドからラフィーニャを中心にボールをつなぎ、左のデンベレへ。デンベレはタメてから中央にスルーパス。するすると抜け出したラフィーニャが受けて角度のないところからシュート。ヌニュスがブロックします。

 

後半立ち上がりは、バルサがボール保持しつつビルバオのカウンターを受けないように押し込んでほぼ互角の展開になります。

 

24分、バルサは左サイドを崩し、ゴール前でグリーズマンが粘ってこぼれたボールをラキティッチがシュート。しかし、枠の上に外します。

 

30分、走らされたビルバオはカウンターを繰り出せなくなり、バルサが試合の主導権を握りますが、相変わらずビルバオの守備ブロックは崩せず。

 

34分、ラフィーニャが左サイドでこぼれ球を拾い、ゴールに向けてドリブル。つぶしに来たウナイ・ロペスとダニ・ガルシアをダブルタッチでかわしてシュート。しかし、ヌニュスがブロック。

 

37分、バルサは左サイドでパスをつなぎ、アルバが抜け出しグラウンダーのクロス。グリーズマンが合わせますがDFがブロック。

 

43分、ビルバオはウィリアムズに代えてアドゥリスを投入。スピードからゴール前の高さを優先します。

 

交代直後、ビルバオは右サイドでカパがスローイン。ラウール・ガルシアが受けて右前方のスペースへフィード。スローインを入れたカパがフリーで走り込みクロス。ファーサイドで待ち受けたアドゥリスがフリーでジャンピングボレー。強烈なシュートがネットに突き刺さります。

 

アドゥリスのゴラッソでビルバオが先制します。

 

46分、ラフィーニャが中央右からフリーキック。ゴール前に入れたボールにラングレがヘッドで合わせますが、ウナイ・シモンがはじき出します。

 

1-0でビルバオが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

アスレティック・ビルバオ

#20 アドゥリス

投入直後にゴラッソ1発で試合を決める。今シーズン限りで引退を表明しているそうですが、ゴール前の嗅覚、シュートの技術はワールドクラスです。ゴールは一見の価値ありです。

 

#9ウィリアムズ

見るたびに成長を感じる選手。持ち前のスピードの活かし方に磨きがかかりました。

 

#21カパ

決勝点のアシストは良かったが、前後半を通してバルサにサイドアタックをさせない守備が光った。

 

#17ユーリ

カパ同様、バルサのサイドアタックを封じる。オーバーラップやフィードで攻撃にも絡む。

 

#22ラウール・ガルシア

前線からさぼらず守備をし、ウィリアムズのスピードを活かすべくポストプレーを試みる。目立たなかったけど、いい仕事をしています。

 

バルセロナ

#12ラフィーニャ

怪我をしなければとてもいい選手。ただ、バルサでポジションをつかむのは難しそう。

 

#21デ・ヨング

ブスケツの代わりにアンカーを務める。ブスケツとの比較になるが、ボールを受けるために広範囲に動く印象がある。どちらが良い・悪いということではないが、同時に起用しても機能しそう。

 

#20セルジ・ロベルト

ビルバオのMFとDFの間でボールを受けようとするもできず。見せ場も少なかった。

 

#18アルバ

メッシがいないと攻撃力が半減。

 

#9スアレス

プレシーズンは好調を維持していたので、負傷退場は痛い。長引かないことを祈ります。

 

#17グリーズマン

シーズン序盤なのでしょうがないが、まだまだ連携が不十分。

 

#11デンベレ

今日はノーインパクト。やはりポゼッションサッカーには向いていない。やはり速攻で生きる選手だと思う。

 

総括

アスレティック・ビルバオ

4-4-2の守備ブロックは強固で、ウィリアムズを中心にしたカウンターサッカーも定着している。一方で、交代も絶妙。1人目の交代は疲れの見えたデ・マルコスを代えて守備で貢献が期待できるラウール・ガルシアを右SHに回し、フレッシュなサンセットを入れる。2人目のベニャは押し込まれて前にパスがつなげなくなったので、1発を狙う。3人目のアドゥリスは、ウィリアムズの体力がなくなりカウンターが難しくなったため、ゴール前に放り込んで勝負をかけようというチームとしての意思表示。試合への準備、采配ともにガリターノ監督の思い描いた試合だったと思う。完勝です。

 

バルセロナ

メッシ不在で、ブスケツやラキティッチをベンチに置き、フレッシュな選手起用だったが連携が取れず消化不良の試合。以前からずっと思っていることだが、バルベルデ監督はチームのバランスをとることは優れているが、流れを変える采配・チーム戦術として攻撃にアクセントを加えるのは苦手。相手に守備ブロックを作られ、コンパクトに布陣されると、 前からプレスをかけられても、後ろで守られても相手の守備を崩すアイディアが選手頼みになってしまう。世界最高のメッシがいるからメッシ中心になるのは仕方がないが、ワン・ツーで同サイドを崩す攻撃やバイタルエリアに入った選手に思い切ってくさびを入れる攻撃など、なんでもいいので攻撃のアイディアはほしい。

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