俺から見たエイバル対バルセロナ

第9節、エイバル対バルセロナです。

 

バルサは、ピケ、デンベレが出場停止。代わりにウムティティをCBに配置。3トップにはメッシ、スアレス、グリーズマンで組みました。

 

前半

エイバルは4-4-2、守備ブロックは作るものの前からプレスをかけるわけでもなく、後ろに引いて守る感じもありません。ボールへの寄せも緩い感じに見えます。

 

4分、自陣でラングレの縦パスを受けたスアレスが寄せてきたアリビラを股抜きでかわし、ハーフウェーライン手前からライナー性のロングシュート。枠の左へ外れましたが、ドミトロビッチが前に出ていたので枠をとらえていたら入っていたかもしれません。

 

時間の経過と共にバルサが主導権を握ります。

 

12分、中央のシャルレスから左のオレジャナにボールが入ります。オレジャナはタメを作り、オーバーラップしたアンヘルへパス。アンヘルはダイレクトでグラウンダーのマイナスクロス。ペドロ・レオンがシュートを放ちますが枠の上に外します。

 

同じく12分、グリーズマンが左サイドに大きく開き、プラシルと駆け引き。ラングレは自陣からCBとプラシルの間にスルーパス。プラシルはグリーズマンを追いかけるかスルーパスを止めるか一瞬迷い、芝に足をとられて転倒。グリーズマンが抜け出してドミトロビッチと1対1になり、ニアへシュート。ポストに当たりゴールに吸い込まれます。

 

バルサが最初のチャンスで先制します。

 

30分、右サイドに開いてボールを受けたメッシが前方のデ・ヨングにパスを出し内側へ走り込みます。デ・ヨングはタメて3人を引き付けてメッシへリターン。メッシは追いすがるディオップを置き去りにし、トラップでパウロ・オリヴェイラを抜きドミトロビッチと1対1になります。メッシはシュートフェイントで右に持ち出そうとしますが右足に当たり、持ち出しきれず、ドミトロビッチが手を出して止めます。

 

前半はバルサが主導権を握り1-0で折り返します。

 

後半

セルジ・ロベルトに代えてセメドを投入。チャンピオンズリーグを意識した交代かな。

 

4分、バルサは中央でグリーズマンからメッシ、メッシからスアレスへのスルーパスでスアレスがドミトロビッチと1対1になり、ループシュートを決めますがオフサイドでした。

 

10分、右サイドの高い位置でデ・ヨングがオレジャナからボールを奪い、そのままドリブルで持ち上がります。デ・ヨングはシザースを交えて横へクロス。スアレスがシュートを放ちますがドミトロビッチにキャッチされます。

 

12分、バルサはエイバルを押し込み、デ・ヨングが中央のスアレスにスルーパス。スアレスは足元にボールが入ってしまいますが、切り返しでマークに来たパウロ・オリヴェイラをかわします。しかし、ボールコントロールが少し大きくなり走り込んだグリーズマンが左のメッシにアウトサイドでパス。メッシは落ち着いてカバーに入ったパウロ・オリヴェイラの股を抜くシュートを決めます。

 

見事な連携で2-0とします。

 

20分、バルサのカウンター。自陣中央でグリーズマンが前方のメッシにスルーパス。メッシは完全に抜け出しドミトロビッチと1対1になります。メッシは周囲を確認して左へラストパス。走り込んだスアレスがカバーに来たパウロ・オリヴェイラより先にシュートを流し込みます。

 

バルサが試合を決める3点目を奪います。

 

30分、バルサの速攻。メッシがドリブルで中央を持ち上がり4人引き付けて左のスアレスへラストパス。スアレスはダイレクトで強烈なシュート。しかし枠の右へ外します。

 

試合はそのまま3-0で終了。バルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

エイバル

#12パウロ・オリヴェイラ

バルサ攻撃陣にこれでもかとやられた代表格。ただ、チーム全体がとても悪かった中で一番ひどかった個人的な印象です。

 

バルセロナ

#8アルトゥール

自由自在にサイドにボールを散らす。ブスケツ、デ・ヨングとの連携がさらに深まりました。

 

#21デ・ヨング

アルトゥールがサイドにボールを散らすのとは対照的に縦にくさびを入れていく。役割分担というほどではないけど、アルトゥールといい関係が築けています。まら、運動量が豊富で前線にも顔を出している。メッシとの連携が深まればゴール前でのシュートチャンスが増え、得点を量産し始めてもおかしくはありません。

 

#5ブスケツ

アルトゥール、デ・ヨングが気持ちよくプレーできるように支える。また、守備では中央のポジションを埋めるだけではなく、積極的に前に出るシーンもあった。その際はデ・ヨングやアルトゥールがすっとポジションを下げてスペースを埋める連携の良さも見せた。

 

#17グリーズマン

メッシ、スアレスとの連携が深まってきた。まだ、グリーズマンのパスにメッシが合わせるパターンが多いので、メッシからグリーズマンへのパスが出始めたらもっとシュートチャンスが増えそうです。また、アルバとの連携はまだまだなので、アルバのオーバーラップをもっと引き出したい。

 

#10メッシ

1得点1アシストでしたが、ボールロストも目立つ。まだまだコンディションは上げていきたい。

 

#23ウムティティ

久しぶりの公式戦先発。昨シーズンの怪我明けで見た時よりもコンディションは上がっており、危なげなかった。復帰おめでとうございます。

 

総括

エイバル

バルサ対策はせず、中途半端な入り方をしていいところがないまま3-0で完敗。

 

バルセロナ

国際Aマッチデー明けでも、完勝。中盤の連駅は深まり、グリーズマンもスアレスやメッシとフィットし始め、危なげなく良いところばかりの試合でした。良い感じでチャンピオンズリーグのスラヴィア・プラハ戦に臨めそうです。

 

おまけ

乾について

後半途中出場も見せ場は作れず。ただ、サイドに開いてボールを受けようとする意識はとても好感が持てました。出場した時にセルジ・エンリクと交代し、すぐにシャルレスも交代と点取り屋が中央に不在。サイドを崩してもチャンスは生まれにくい状況でした。バルサ戦はさっさと忘れて次の試合に備えてほしいところです。

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