俺から見たバルセロナ対ヘタフェ

第31節、バルセロナ対ヘタフェです。

 

バルサは2トップにグリーズマンとメッシにし、デ・ヨングを中盤で起用。右WBにセルジ・ロベルト。CBの中央にピケを配置しました。

 

ヘタフェは久保が左SHで先発しました。

 

前半

バルサはデンベレがいないので3-5-2。

 

ヘタフェは5-4-1で高い位置でコンパクトな守備ブロックを作り、入ってきたボールに寄せてボールを奪いに行きます。

 

3分、グリーズマンが左でキープしてから中に持ち出し中央のメッシにパス。メッシはトラップから強烈なミドルシュート。バーに当たり、真下に落ちるもゴールラインは越えず、ゴールにはなりません。

 

7分、バルサの速攻。ヘタフェの攻撃をカットし、自陣中央でピケからパスを受けたブスケツがターンしてロングスルーパス。メッシがDFラインを抜け出し、DFに押されながらも持ちこたえて、ソリアと1対1になります。メッシはゴール左へシュート。ソリアが触りますがサイドネットに突き刺します。

 

バルサが先制します。

 

9分、ヘタフェの速攻。アンヘルから右サイドボールが展開され、DFとGKの間にクロスが入ります。ニアに走り込んだ久保が合わせますが枠を大きく外します。

 

11分、左サイドを久保がドリブルで持ち上がり押し込みます。そこからククレジャ、マクシモビッチが絡んでサイドを崩し、ククレジャがクロス。ニアにアンヘルが飛び込み合わせますがクリーンヒットはせず。しかし、中央に流れたボールがラングレに当たりオウンゴール。

 

ヘタフェがすぐさま同点に追いつきます。

 

時間の経過と共に、ヘタフェはボールにはよせるもののバルサからボールを奪えなくなり、徐々にプレスが甘くなっていきます。バルサが主導権を握ります。

 

27分、ペドリが自陣からドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの10m手前ぐらいでつぶされます。DFラインの裏にこぼれたボールを遠目からメッシが追いかけ始め、チャクラは余裕をもってバックパス。しかし、DFラインの裏に出たボールを処理しようと前にポジションをとっていたソリアと合わず、ボールはゴールに転がり込みます。

 

バルサがラッキーな形で勝ち越し点を奪います。

 

33分、バルサはゴール前にいれたフリーキックをはね返されますがヘタフェのクリアも中途半端。ペナルティエリアの外にクリアされたボールをラングレがヘッドで右ハーフスペースのメッシへパス。メッシは右足でダイレクトボレー。左ポストにはね返され、ゴール前を横切ったボールは再びメッシのもとへ。メッシは全く角度のないところから左足で針の穴を通すシュート。左サイドネットに決めます。

 

メッシのゴラッソでバルサが3点目を奪います。

 

前半はバルサが圧倒し、3-1で折り返します。

 

後半

バルサはピケとラングレに代えて、アラウホとイライシュを投入。一方ヘタフェは3人交代させます。

 

ヘタフェは3人交代しましたが、システムの変更は見られず、この試合はあきらめて選手の温存とベンチメンバーの起用を考えたようです。

 

バルサも過密日程を考えたのかペースダウン。試合の流れはバルサペースですが、時間ばかりが経過していきます。

 

22分、左サイドの高い位置でこぼれたボールを久保がトリンコンに競り勝ちキープし、ニアへクロス。走り込んだエネス・ユナルがアラウホに足を踏まれて転倒。VARの結果、P.K.獲得。エネス・ユナルがゴール左に決めて1点差とします。

 

41分、メッシの左からのコーナーキック。ニアに送ったボールをアラウホがヘッドで叩き込み、4-2とします。

 

47分、グリーズマンとメッシがワン・ツーを繰り返し中央突破。メッシの縦パスをジェネが触り、浮いたボールをグリーズマンがリフティングで前に持ち出そうとします。遅れて足を出したチャクラがグリーズマンを蹴り、P.K.獲得。グリーズマンがソリアに触られながらもゴール右に決め5-2とします。

 

バルサが圧勝しました。

 

気になったプレーヤー

#10メッシ

リーグ終盤戦に入り、動きのキレが素晴らしい。特に2点目は一見の価値ありです。ただ、後半はチーム同様トーンダウンして歩いていることが多かった。

 

#7グリーズマン

久しぶりの得点。チームへの貢献は大きいので、これを機会に得点も増やしたい。

 

#28ミンゲサ

失点直後にオーバーラップしてクーマンと口論、その直後にウムティティと交代。ただ、ベンチに戻った際はクーマンに握手を求め、クーマンは不意を突かれたのか両手で握手を返す。記者会見でクーマンも言っていたけど、特に問題はなさそうです。

 

ヘタフェ

#5久保

ボールが来ればクオリティ(ボールを持ってサイドを押し込んだり、キープして時間を作ったり)を出せるが、守備の時間が多いと目立たなくなる。

 

総括

バルセロナ

コパ・デル・レイ優勝の勢いを持続し、前半で試合を決めてしまった。後半、得点は動いたものの流していた印象です。日曜日のビジャレアル戦に向けてコンディションを整えてほしい。

 

ヘタフェ

1試合前のレアル・マドリード戦のダイジェストを見た感じだと、コンパクトな巣日ブロックを作り、縦パスにプレスをかけてカウンターを狙うスタイル。それが上手くいってレアルを苦しめたが、バルサのボールキープに自分たちの戦術が通用せず完敗。

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