俺から見たジローナ対バルセロナ

第19節、ジローナ対バルセロナです。

 

バルサはペドリ、クリステンセン、バルデがターンオーバーでベンチスタート。ハフィーニャ、マルコス・アロンソ、エリック・ガルシアが先発しました。

 

前半

ジローナは開始から前からプレスをかけて、ショートカウンター狙い。序盤から主導権を握ります。

 

2分、ジローナは中盤でボールを奪い、リケルメ左ハーフスペースから中央へドリブル。リケルメはガビのマークを振り切り右ハーフスペースにスルーパス。ヤン・コウトが走り込みますが、マルコス・アロンソが追い付きます。ヤン・コウトはクライフターンで切り返しますが、バランスを崩します。その間にエリック・ガルシアが戻りますがヤン・コウトは強引にシュート。マルコス・アロンソがブロック。

 

バルサも前からプレスをかけて対抗。10分で互角に持ち込みます。

 

14分、バルサはジローナのゴールキックからのビルドアップに対してプレスをかけ、ガッサニーカのボールコントロールが乱れたところをファティがカット。左にこぼれたボールをデンベレがダイレクトシュート。ガッサニーカがセーブ。

 

バルサは決定機を逃します。

 

15分ぐらいからジローナは4-4-2の守備ブロックを作りリトリート。バルサがボールを保持する時間が増えます。

 

28分、ジローナの最終ラインでファンぺが中央へのパスをミス。ファティが拾いますが、ジローナDFもすぐに戻ります。ファティは右に持ち出しシュート。枠の上に外します。

 

40分、バルサがジローナを押し込み、ブスケツが中央から右のハフィーニャへフィード。ハフィーニャトラップからニアへスルーパス。デ・ヨングが走り込みマイナスクロス。ペドリが後ろ向きにトラップからシュート。DFの股を抜きますが、ガッサニーカが正面でキャッチ。

 

42分、中盤左ハーフスペースでファティがプレスバックからボールをカットしバルサがショートカウンター。ファティは前方に走ったガビにパス。ガビは中央のペドリへボールを預け、前線へ走り出します。ペドリは右のハフィーニャに展開。ハフィーニャは中を確認してファーのガビへ鋭いスルーパス。中央に走り込んだファティがカットしてしまい、ボールコントロールが大きくなってガッサニーカがキャッチします。

 

前半はバルサが1-0とリードして折り返します。

後半

開始直後はジローナが前からプレスをかけるような動きを見せましたが、すぐに前半同様。バルサがボールを保持し、ジローナが守備ブロックを作る展開に戻ります。

 

60分、ハフィーニャがジローナのペナルティエリアの脇、右サイドまでプレスをかけます。DFはたまらず縦にクリア。ペナルティエリアの外で待ち構えていたデ・ヨングがカット。そこからバルサのショートカウンター。デ・ヨング、ペドリ、ガビ、ファティ、アルバと右から左に順にパスを回し、アルバがDFとGKの間にクロス。ガッサニーカが触りますが、ボールはだーサイドにこぼれます。走り込んだペドリが押し込み、バルサが先制します。

 

失点直後からジローナは前からプレスをかけ始めます。バルサは試合をコントロールしようとします。

 

72分、ジローナは最終ラインでハフィーニャのプレスを上手くかわして左へ展開。バレリーが受けてファーサイドへクロス。ビジャがヘッドで折り返し、ストゥアーニがつめようとしますがアラウホがヘッドでクリア。

 

直後のコーナーキック。ゴール前でエリック・ガルシアがストゥアーニを引っ張って倒しましたが、P.K.にはならず。P.K.を取られてもおかしくはないシーンでした。

 

74分、右サイドをリケルメがストゥアーニとワン・ツーで突破しニアにグラウンダーのクロス。ニアに走り込んだバレリーが詰めますがわずかに届かず、クンデがクリア。

 

ジローナが完全に試合の主導権を握り、攻勢に出ます。バルサは前にボールが運べず押し込まれます。

 

84分、ジローナの速攻。左のバレリーがファーへクロス。ロカがヘッドで折り返し、ビジャがハーフボレーシュート。テア・シュテーゲンが正面でキャッチ。

 

85分、右サイドにこぼれたボールをアレイシュ・ガルシアが拾って縦へのドリブルからクロス。中央でフリーになったロカがフリーでシュート。合わせ損ねて枠の右へ外します。

 

ジローナは決定機を逃します。

 

88分、左に流れてボールを受けたバレリーがボールキープからクロス。ファーサイドのロカがフリーでヘッドも枠の右。

 

95分、右サイドからアルナウが中に持ち出し左足のアーリークロス。ニアに走り込んだストゥアーニの頭をかすめボールはゴールへ。難しいボールでしたがテア・シュテーゲンがキャッチ。

 

バルサが1-0で何とか逃げ切りました。

 

気になったプレーヤー

ジローナ

#17リケルメ

前半に2度見せた中盤からするすると抜けてくるドリブルは素晴らしかった。コース取りがいい。

 

#11バレリー

左サイドの攻撃の起点になった。クロスの精度も高くいい選手。

 

#7ストゥアーニ

ベテランらしい狡猾さを見せ、エリック・ガルシアを翻弄。

 

#33ロカ

得点を決めていればヒーローになれた。

 

バルセロナ

#8ペドリ

ゴール前に飛び込むプレーで得点を奪う。積極的にゴール前に飛び込みゴールを量産してほしい。

 

#24エリック・ガルシア

ストゥアーニに完敗。前半は良かったけど、後半は全くダメだった。ファールにならないように守備する方法を身につけたい。

 

#30ガビ

この試合は疲労の色が濃く、後半は運動量が落ちた。怪我だけはしないでほしい。

 

#10ファティ

CFの位置では苦しい。次節からはレバンドフスキが復帰するのでWGでの活躍を期待したい。

 

#22ハフィーニャ

トラップ、ドリブル、キック、全てにおいてミスが目立った。濡れている芝に対応できなかったように見えたので、しっかり準備をしてほしい。

 

総括

ジローナ

序盤は前からプレスをかけ、時間によってリトリートを使い分ける。後半失点直後から猛攻を仕掛けることができたのだから、失点する前からギアチェンジをしていればもっとゴールチャンスが増えたかもしれない。好感が持てるチームだった。

 

バルセロナ

試合をするたびに疲労の色が濃くなっている。ただ、次節からレバンドフスキとフェラン・トーレスが復帰するので人数は足りる。デンベレの負傷でチャンスメイカーがいなくなるのは痛いがファティ、ハフィーニャ、フェラン・トーレスが活躍してくれることを期待したいと思います。

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