天才の住む世界

名選手は名指導者とは限らないとよく言われますが、天才肌の選手が感覚をうまく伝えられず難儀して指導者失格の烙印を押されて現場から消えていくと言う話をよく聞きます。

 

指導の目的を明確に伝えたり、動作を科学的にまで行かなくても理屈で説明できる人は一般的に名指導者と呼ばれる方が多いです。

 

でも、自分で考えてバッティングを追求するなら、天才と言われる人たちがどんな世界でプレーをしているのか、凡人なりに理屈や経験を蓄積して探求することは決してマイナスでは無いと思っています。

 

イチロー選手の遅い球を狙いながら速球を打ち返す技術、榎本喜八選手のタイミングを取る必要が無い領域、前田智徳選手の溜めて打つのではなく動きの中でタイミングを取る感覚、江夏豊投手の片目でミットを、片目で打者を見る技術、巨人の代走の切り札鈴木尚広選手の空間を支配し空から自分を見下ろすような感覚、ミスターの「グッと振ってバーン!!!」の感覚etc...

 

鈴木選手の自分を見下ろす感覚は、榎本喜八選手の自伝がきっかけで読んだ合気道の感覚に近い感覚を感じました。

 

合気道の気の考え方を意識するようにしてから、流石に自分を天空から見下ろす感覚は無いけど、投手をやってる時に後ろを向いていてもランナーの気配のようなものを感じたり、負の感情を出さないことで周りの空気を和らげることで味方が良いプレーをしてくれるようになったり、不調な時に好調な時のパフォーマンスに固執せず、小手先でもなんでもいのでなりふり構わずかつ冷静に投げられるようになり、結果として小さいですが、自身最長の4イニング連続被安打0に繋がってると思います。

 

既存の理屈だけではなく、理屈が明確で無いものを探求する冒険心が、野球の技術を発展させるのでは無いかと思います。

 

もっといろんな選手の自伝などを通して感覚を研究して行きたいと思います。

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