後漢時代のスポーツ

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    2020年12月19日 10:57 visibility209

みなさまおはようございます。

 

ちまたでは新解釈三国志が放映されているようで

 

私も三国志には詳しいほうなので解説します。

 

「いらん」

 

そんなことおっしゃらずにどうかお願いいたします。

 

三国志はその名の通り三つの国の物語で

 

three kingdom of romanceと呼ばれております。

 

ロマンスが付きますが中には色恋物語もあるからでしょう。

 

 

三つの国とは魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)です。

 

正当な国は 魏と呉、蜀は勝手に名乗りました(笑)

 

それら三つの国が覇権を争った時代が三国志です。

 

主人公は魏の礎を築いた 曹操(そうそう)孟徳(もうとく)

 

呉の安定させた 孫権(そんけん)仲謀(ちゅうぼう)

 

蜀を建国した 劉備(りゅうび)玄徳(げんとく)

 

この三人です。

 

日本では三国志演義という小説が流行し

 

劉備が主人公で描かれているので

 

劉備が善なる人で人徳があり魅力的なイメージがある。

 

曹操は非道な覇王として描かれているため

冷酷なイメージが強い。

 

孫権は二人の引き立て役で

存在感は薄いが劉備を相手にする時は

悪役として描かれる。

 

これは創作の物語で劉備が主人公であるため

曹操、孫権は悪役になり

イメージがつけられたことによります。

 

どんな人物か確定は誰もできませんが

3人の行ってきた事をから見てみましょう。

 

まず劉備ですが中国の北の方に住み

 

商人として暮らしていました。

 

この時代は腐敗し、多くの民が飢えており

 

張角(ちょうかく)という太平道(たいへいどう)を唱える

 

教祖が人心をつかみ各地で朝廷に反乱を起こしました。

 

これが世界最大の農民蜂起、黄巾の乱(こうきんのらん)と言います。

 

黄色い頭巾をかぶっていた為、この名がつきました。

 

この乱により、朝廷は志願兵を募集します。

 

これに劉備は、当時学友の先輩の公孫瓚(こうそんさん)についていき

 

参加し、ちびちびと出世していきます。

 

右腕左腕には2mもある大男の関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)を

 

従え更に劉備を大きく見せました。

 

各地で後任を頼まれますが戦に弱くすぐに家族を捨てて逃げます(笑)

 

曹操と戦った際も、即逃げで関羽が家族と共に曹操に降ります。

 

逃げに逃げて今度は中国中央南部の荊州に逃げ込みますが

 

ここでも中国の北を支配した曹操の軍勢が南下し

 

大逃亡。

 

荊州の民も曹操が怖くて劉備と一緒に逃げますが

 

劉備は家族も民も置いて逃げます!

 

ここでなんとか孫権に助けを求め再起を計り

 

孫権が曹操に勝つとどさくさに紛れて

 

同族だと劉璋(りゅうしょう)に近寄り

 

騙して国をのっとります・・・

 

よく善良で人徳のある人と書けたな~とおもいます。

 

魏と呉と比べると人材は薄く、人徳もいまいちですね。

 

 

では曹操はというと

 

父が大宦官(だいかんがん:役職)曹騰(そうとう)の養子となり

 

ボンボンとなり出世街道まっしぐら?かと思いきや

 

兵法、剣舞、詩など様々な事に興味を持ち

 

結局実力だけで大国、魏の礎を築く。

 

彼は生涯、この時代、漢(かん)の臣下であり

 

朝廷に仕える身以上の位にはつきませんでした。

 

漢字がなぜ漢なのか、漢方と呼ぶのかは

 

この時代に発展したからです。

 

また日本酒の製法も当時原型が生まれ

 

曹操が確立しました。

 

また世界で研究され、理にかなっているとされている

 

孫子の兵法書に注釈をつけ

 

現存するこの書物は曹操が綺麗にまとめたものと

 

なっております。

 

確かに徐州で民もろとも虐殺した経緯もありますが

 

人たらしで人の才を認め、多くの才人を集めました。

 

司馬遼太郎先生も曹操の事を書くうちに

 

とても魅力的に思えてきたとかたっています。

 

詳細は省きますが、本当に人類の傑作ともいえる人物です。

 

 

続いて孫権ですが

 

三国志で有名な呂布(りょふ)を敗走させ

 

曹操らを蹴散らした

 

董卓(とうたく)軍を追い込んだ

 

偉大な孫堅(そんけん)を父に持ち、

 

呉の広大な領地を磐石にした

 

孫策(そんさく)を兄に持ちます。

 

兄の孫策は総大将にも関わらず

 

一騎打ちをする孫悟空みたいな奴です(笑)

 

この性格なので人材が集まる集まる。

 

若くして亡くなるのが残念です。

 

しかし当の本人は父と兄に追いつけず

 

悩みますが

 

孫策の義兄弟である周瑜(しゅうゆ)を頼みに

 

呉を安定させ

 

三国の中で一番長く国を存続させます。

 

簡単にまとめましたが

 

会社に例えると

 

身内重視会社 劉備

 

実力重視会社 曹操

 

結束重視会社 孫権

 

ですね。

 

そんな人物らを面白おかしくしたのが

 

今回の映画なのですが

 

監督がやりすぎなのと

 

こっちに甘えてくる、笑って、笑ってくださいみたいな

 

感じがねちっこいのでどうでしょうかね(笑)

 

映画館で観る事はないでしょう。

 

 

 

そしてこの時代のスポーツは??

 

 

蹴鞠(けまり)ですね。

 

朝廷に従事する者達が

 

競い合っていましたね。

 

本題は三行で終えたいと思います(笑)

 

ご清聴ありがとうございました。

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