日系ブラジル人ホームレス

経済的に日本に貢献できる移民だけは日本も受け入れるがそれも日本経済が好況のとき限定でしかない..日系ブラジル人のような日本人の血を引く外国人は好まれていた..その遺伝子ゆえ彼らが他の外国人よりも日本人に近い存在だと多くの日本人は考えていた..

だが日本政府はようやくこうした「日系人」が本当の日本人になることはないと気付いたらしい..極めて当たり前の話だ..50〜60年に及ぶブラジルでの生活で彼らはブラジル人になっている.つまり人間を「○○国人」にならしめるのは人種ではなく環境..裏を返せば健全な移民政策があれば日本の人口構成を移民によって変えることもできる..この環境というものは親が日本人でもブラジルで育った環境と言うものは日本人とはかけ離れたものにしてしまうのです..後から移民政策という事で行ってきた国で上手くいった例がないのです..

たとえばフランスやアメリカのように国際養子縁組を推進して外国人の孤児を受け入れれば日本は世界での地位を高めると同時に日本の教育を受けた新しい市民を生み出すことができる..それは日本人が親で子供をしっかり日本人として育てる事でもあるのだが..単純に外国人を養子にするという事は日本人にはなかなか難しい発想だろう..

チリにいた知り合いの日本人はチリ人の女の子を養子にした．．日本語の勉強もさせ日本協会にも行かせていたのだが１８歳の時にその子は家出をしてしまったそうだ．．それ以来行方が分からなくなった..それはその子が日本人の両親では嫌だと言う事だったのだろうと彼らは言っていました..

東京のような大都市では国際結婚がますます増えレストランやコンビニの店員には中国人学生が増えている..彼らの敬語は完璧ではないかもしれないが日本人のアイデンティティーを変えることに貢献しているのだろうか..彼らは政府を飛び越えて先に進んでいるのだろうか..

私から言えばそれはノーだろう..日本に住んでいる限りどれだけ外国人が増えようと日本人は日本人である限り普遍なものだろう..

日系ブラジル人ホームレス..もちろんブラジルでは彼らはこんな事は起こらないだろう．．どんな貧乏人でもスラムなりに逃げ込む..今まで日本に住めるようなしっかりしたブラジル人に出会ったのは数人だけ..それ以外は残念ながらお金の切れ目が縁の切れ目と言った人達が多いのです..日本で外国人と付き合うのはよほどの知り合いを除いてはかなりしんどいものです..