サッカーと伝説のチャンピオンの死

  • viva
    2009年07月05日 21:58 visibility1629

サッカー好きな方でボクシングも好きな人はどれだけいるかは分かりませんが
サッカーと同時に偉大な世界チャンピオンが多数生まれた中南米特に日本人対メキシコ人とのタイトルマッチはかなり多く行われメキシコ国歌はボクシングで覚えたものでした..
アルゼンチンでも南米では珍しくボクシングファンが多い..コロンビア.ベネズェラ.エクアドルもなかなかいいチャンピオンを輩出していますが何と言ってもメキシコは70年から80年代偉大なチャンピオン達が一気に出てきた世界チャンピオンをかけての戦国時代のような感じでした..しかしながらサッカー大国ブラジルではボクシングは全く盛り上がらない話題でした

メキシコのオリバレスはまさに明日のジョーの矢吹ジョーだった
アルゲリョはまさに減量をした力石といった感じで最後はマンガと同じく
アッパーでオリバレスが沈められた..衝撃的な試合だった
そのアルゲリョが死んだというニュースには目を疑ったしかも自殺だとか
アルゲリョはまさに貴公子とよ呼ばれる無傷のままKOしてしまうというニカラグアの英雄であった..知り合いがニカラグアにいたときもよくアルゲリョの情報を知らせてもらった..

このオリバレスに金沢が挑んだ試合は今ならありえないフリーノックダウン制だった..
やはりこの試合は日本ボクシング史上最高の試合だった

Alexis Arguello highlight













http://www.youtube.com/watch?v=11-304p1-yE

アルゲリョが亡くなったのは現地時間の1日..アルゲリョといえば昨年夏の北京オリンピックでは母国の旗手を務めて元気な姿を見せていたし同じく11月には生まれ故郷のマナグアの市長選に見事当選..現在は政治家とし精力的に活動しているものだとばかり思っていた..どうやら拳銃自殺によるものらしいが野党から不正を追求されたためだとか薬物中毒の噂が絶えなかったといった報道もあった.しかしアレクシスが不世出の名ボクサーであったことはゆるぎない事実..70年代から80年代のフリークたちにとって三階級を制覇した彼のボクサー時代の勇姿は忘れようにも忘れられない..この中ではルーベン.オリバレス..アルフレッド・エスカレラ戦が個人的には一番印象に残る破壊的な痩せっぽちと称されたアルゲリョの真骨頂まさに戦慄のKOシーンとなっている..57歳で生涯を閉じた偉大なるファイター

オリバレス対金沢
http://www.youtube.com/watch?v=bcLYRv2aLbM
30年以上前の試合で忘れられない試合がありました..メキシコの無敗のKOキングルーベンオリバレスに日本に東洋バンタム級チャンピオン金沢和良が世界のKOキングに挑んだ試合はもの凄かった誰もが戦績を見る限りにおいて無謀な戦いと思ったでしょう..オリバレスの戦績は51戦51勝49KO。強豪選手層の厚いバンタムクラスの世界戦でした..ゴングが鳴り両者はグローブを交えました..試合はお互いが激しいパンチの応酬で一進一退が終盤まで続きました..倒されても起き上がっておりバレスに立ち向かって行きましたが14ラウンド力尽きてリングに倒れてしまいました..勝ったオリバレスはもうボロボロ..マウスピースは血だらけになっていました..興奮しました..あのような精魂のこもった戦いはそれから一度も見ていません..

Alexis "El Flaco Explosivo" Arguello vs Ruben "El Puas" Olivares
http://www.youtube.com/watch?v=zjKpcCPXDoA
http://www.youtube.com/watch?v=kEidSDR7QKY
その後オリバレスは階級を上げてフェザー級で世界チャンピオンになりその無敗のチャンピオンをいとも簡単にマットに沈めたのがニカラグアのアルゲリョでした..
また伝説のボクサーが亡くなってしまった..

















大好きなクールすぎるボクサーだった
【アレクシス・アルゲリョ】 Alexis Argüello 1952.4.19〜2009.7.1
リングの貴公子とも呼ばれたニカラグア初のボクシング世界王者。1974年、ルーベン・オリバレスに13回TKO勝ちでWBA世界フェザー級タイトル獲得。翌年には日本でロイヤル小林を5回KOで下し、4連続KO防衛後にタイトルを返上。1978年、アルフレッド・エスカレラに13回TKO勝ちでWBC世界J・ライト級タイトル獲得。8連続防衛(7KO)で返上。1981年、ジム・ワットに15回判定勝ちでWBA世界ライト級タイトルを獲得し、3階級制覇を成し遂げた。ライト級では4連続KO防衛後、アーロン・プライヤーのWBA世界J・ウエルター級タイトルに挑戦するも14回KO負け。1年後の再戦でもKO負けを喫し、惜しくも4階級制覇の夢は叶わず、現役を退いた。生涯戦績88戦80勝(64KO)8敗。



街中の人達が悲しんだ



伝説のボクサーにふさわしいまさに国葬ものだった







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