☆関東の歴史の扉



慶応普通 1011100= 4
早稲田実 2010101= 5


第1回夏の大会関東地区予選の開幕試合は、上記の様に慶応と早実であった。会場は早大戸塚グランドであった。
夏の関東地区高校野球の幕開けが早慶戦だったという話なら、これ以上の美談はないでしょう。
しかし、第1回夏の大会の告知は1915年(大正4年)7月2日の大阪朝日新聞紙上の1面社告で、開催は8月中旬であった。あまりにも直前過ぎたため、各地区で予選に参加できない県が続出した。
関東地区も予選消化が間に合わず、春に行われていた都下中学野球優勝試合を予選とみなして、その優勝校早稲田実業を本大会へ送ることで急場をしのぐ形となった。
したがって、この試合は後付であり、本来の夏の予選とは少々言い難い。


 


1回戦第1日第一試合
立教中
0000000= 0
1130302=10
成城中


1回戦第1日第二試合 
慶応普通
220613=23
0000 0= 0
大成中


1回戦第1日第三試合
荏原中
000000020= 2
00103110x= 6
神奈川師範


1回戦第1日第四試合
青山学院中
30111301004=14
01210015000=10
明治学院中


1回戦第2日第一試合
錦城商
0000010= 1
301515x=15
竜ヶ崎中


1回戦第2日第二試合
早稲田中
102100000= 4
000010000= 1
日本中


1回戦第2日第三試合
早稲田実
210010014=9
300000001=4
高輪中


1回戦第2日第四試合
麻布中
00000000= 0
31300003=10
神奈川一中



上記が第2回夏の大会関東地区予選で、東京13校、神奈川2校、茨城1校が参加し、1916年(大正5年)年7月25日~8月2日にかけて早大戸塚グランドで開催された。
関東地区における実質的な夏の予選の始まりは、第2回大会からという事になるでしょう。
夏の大会関東地区予選の扉を開けたのは、先攻の立教中(現・立教新座)、開幕試合を飾ったのが成城中(現・成城高校)であった。


暦の上では秋となり、甲子園大会が終わる頃には秋季大会のブロック予選が始まる。
さて、上記の中からターゲットは何処にしようかしら?(´・ω・`)



http://labola.jp/diary/26149054
立教中


http://labola.jp/diary/13848227
成城中


http://labola.jp/diary/10053181
グランド坂


 



以上です。

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