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明日の明治神宮大会に、夏の甲子園で148�をマークした1年生右腕・伊藤を筆頭に投手層が厚く、強打の帝京(東京)が登場します。

月曜日に登場する、東海大相模(神奈川)の149�右腕・一二三(ひふみ)も注目です。

今日敗退してしまった、神戸国際大付(兵庫)の岡本も好投手です。






明治神宮大会は、2000年(平成12)から全国10地区の優勝校が集まっての大会となりましたが、2000年以降で明治神宮とセンバツを制したのは報徳学園だけです。

ただ、別の見方をすると、明治神宮大会に出場した高校の中から、毎年必ず1校はセンバツベスト4入りしており、さらに準優勝が3校(横浜、愛工大名電、清峰)、優勝が6校(常総、報徳、済美、愛工大名電、常葉菊川、清峰)とそれなりの成績は残しています。





最後に、これまでの明治神宮大会と2000年以降での地区別成績の比較です。



























明治神宮大会通算成績はこの様になります。

東京 49勝26敗 優勝9回 勝率.653
北信越 38勝29敗 優勝6回 勝率.567
東北 28勝23敗 優勝4回 勝率.549
四国 25勝24敗 優勝3回 勝率.510
東海 32勝31敗 優勝4回 勝率.508
近畿 31勝33敗 優勝2回 勝率.484
関東 29勝33敗 優勝2回 勝率.468
九州 24勝31敗 優勝4回 勝率.436
北海道 15勝26敗 優勝1回 勝率.366
中国 12勝27敗 優勝0回 勝率.308



この戦績を見ると、東京の勝利数・勝率の高さが目立ちます。これは、ホームグラウンド(神宮、神宮第二)で戦うことができ、単独で出場枠を確保しているからだといえるでしょう。特に第14回(昭和58)から第26回(平成7)までは、12大会連続で決勝進出し、そのうち8回が優勝という素晴らしい成績を残しています。
次に、春夏の甲子園で高い勝率を誇りながら、神宮大会でふるわない地区があります。関東と近畿の2地区です。全国的に知名度のある強豪校をいくつも持ち、数多く優勝していますが、神宮大会ではいずれも勝率が5割以下と苦戦しています。四国、東海地区もあまり良い成績は残せていません。
逆に、甲子園ではなかなか勝てなくても、神宮大会で好成績を収めているのが、東北、北信越の2地区です。
これらの逆転現象には理由があります。冒頭で述べたように、神宮大会は現在でこそ各地区の秋季大会優勝校が出場しますが、過去にはその選出基準がまちまちな時期がありました。特に、東海、関東、近畿、中国、九州は地区大会に出場できなかった県大会の上位校を神宮大会に出場させることが多く、それに対し、北海道、東北、北信越、東京はほぼ一貫して地区優勝校を神宮に出場させており、センバツをかけた戦いを勝ち抜いて経験を積んだチームと、すでにセンバツの可能性のなくなったチームの差が、数字に表れているといえます。






















各地区の優勝校に基準が統一された2000年以降だと、この様になります。





東海
15勝6敗 優勝3回 勝率.714
近畿 13勝8敗 優勝1回 勝率.619
九州 9勝7敗 優勝2回 勝率.563
四国 10勝8敗 優勝1回 勝率.556
関東 9勝8敗 優勝1回 勝率.529
北海道 8勝8敗 優勝1回 勝率.500
中国 6勝9敗 優勝0回 勝率.400
東京 5勝9敗 優勝0回 勝率.357
東北 4勝9敗 優勝0回 勝率.308
北信越 2勝9敗 優勝0回 勝率








.182



東海、近畿は6割を超える好成績を収め、逆に、東京、北信越、東北が苦戦しています。
とはいえ、出場基準が統一された事で、甲子園の成績と相関が取れてきたように思われます。
















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