☆第1回全国中等學校優勝野球大会予選参加校観戦記~高松商業~

元号が変わる前に、できるだけ多く第1回大会予選参加校の姿を観ておきたいと思い、ラボーラではすっかりお馴染みの神宮球場に向け愛車のレクサスCT200hを走らせた。

観戦したかったのは伝統と実績を誇る四国四商のひとつ高松商業、勿論、初めての観戦だ。

 

 

 

 

 八戸学院光星のノック

 

高松商業のベンチ前(ストッキングに注目)

 

 

 

試合の方は、八戸学院光星を相手に 9 - 6 で打撃戦を制した。選手個々の力は八戸学院光星の方が優っていたと思うが、高松商は選手全員がコンパクトなスイングに徹して本塁打を含む14本のヒットを重ねた。

 

高松商業は1900年(明治33年)に創立された歴史を有し、偏差値は英語実務科61、情報数理科59、商業科55で、例年、地元の香川大学をはじめ、関関同立、産近甲龍などへの進学実績がある。ちなみに、英語実務科の偏差値61は全国の商業高校の全ての科の中で一番高い偏差値である。慶応の商学部への推薦枠もひとつあるようだ。

野球部は1909年(明治42年)に創部され、これまでに輝かしい戦績を残している。

春のセンバツ大会では第1回大会と第32回大会、夏の選手権大会では第11回大会と第13回大会で優勝を成し遂げ、春と夏の甲子園でそれぞれ優勝した全国で初めての学校である。さらに、国民体育大会では第13回大会、明治神宮大会では第46回大会で優勝している。

高松商は上記の優勝回数をストッキングのラインカラー(白→夏の2本、赤→春の2本、黄→国体の1本、青→明治神宮の1本)で表している。

 

夏の予選には、香川県内では高松中(高松)、大川中(三本松)、丸亀中(丸亀)、三豊中(観音寺一)とともに第1回大会予選(四国大会)に初参加した。

結果は、初戦で撫養中(鳴門)に 12 - 1 で勝利し、予選初勝利を挙げた。次の試合(準決勝)も、丸亀中に 8 - 2 で勝利し決勝に進出、決勝の相手は高松中となった。

この決勝戦は、延長10回、11 - 11 の場面で守備側の高松商(当時は香川商)が死球の判定でもめ放棄試合となり、高松中が代表となった。

また、高松商は夏の予選に1度だけ不参加(第5回大会予選 / 前年予選決勝の丸亀中と今治中の試合で起きたスパイク事件の影響で香川県勢は対外試合が禁止されていたため)の予選準皆勤校である。

 

高松商は一昨年のセンバツ大会で準優勝の成績を残し、古豪復活を果たした。出場がほぼ確実となっている来春のセンバツ大会で赤のラインをもう一本増やして貰いたい。

 

 

 

 

 

以上です。

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