【現地観戦記】ゼビオFリーグ 第23節 アグレミーナ浜松 vs バルドラール浦安

2015年10月10日








今回は珍しく結論から書きます。この日、ついにアグレミーナ浜松がホーム浜松アリーナでFリーグ初勝利を挙げました。



Fリーグ参入から4年目。オーシャンアリーナや小田原での共同開催を含めても、ホームでただの一度も勝つことができなかった浜松(念のため言っておくとセントラルやアウェイゲームでは勝ってますからね。年に2,3回は…) そのため浜松が勝つところを見たことがないというファンも、特に子供たちには多かったはず。



ようやくホームで勝てた。長かったなぁ。





思い起こせば2012年のFリーグ参入。

それまでフットサルは好きだったけど、Fリーグを見るのは年1,2回くらいというぼくも、地元静岡県にチームができたことで興味を持ち代々木セントラルへ。








開幕から王者名古屋にボコボコにされ、北海道・府中には惜敗。そしてアウェイで浦安にまた大敗し、落ち込む選手たちを見るに見かねて初めて出待ちして声をかけたこの4試合から全てが始まったんだなぁ(^^;;








しかし、初勝点獲得は意外と早く第6節のホーム町田戦。 そしてリーグ初勝利は第15節アウェイ町田戦。忘れもしない台風迫る9月30日。浜松はこの後も何度か町田相手には貴重な勝利を収め、「相性のいい相手」と呼ばれていた時期もありました(今は全然…)








小野新監督。そして三輪、曽根田のベテランを補強し臨んだリーグ2年目。しかし、なかなか結果には現れず。北海道セントラルで大阪相手に3-11と大敗したのをきっかけに半年足らずで小野監督が解任。前田さんが監督代行として出戻り、そこから保田監督に代わってもまったく勝てず、まさに泥沼の19連敗を経験しました。








その分、やっとのことで勝てたお正月のすみだセントラル大阪戦は嬉しかったなぁ。実は、このホーム初勝利の前にぼくが見た最後の勝利はこの時にまで遡ります。ってどんだけ勝ててないんだよ!おれ、結構な試合数見てるぞ!!








すみだセントラルで活躍した途中加入の小池、江藤がフィットしてきたことに加え、川原、中村の日本代表2選手という大型補強を敢行し、これまでになく充実した戦力で期待の高まった3年目。この年からユニフォームがDesporteからLUZeSOMBRAに変更。








しかし、保田監督の体調不良、代わって就任したセザル監督の緊急帰国等のトラブルで長く続いた「監督不在」の異常事態。 1点差の接戦や引き分けは増え、勝ち点こそこれまでで最も多く獲得したもののとにかく勝てない。








保田監督が復帰したときには最下位脱出は既に厳しい状態でしたが、それでもなんとかホーム初勝利だけは!と意気込んだ仙台戦は1点が遠くスコアレスドローに終わり、最後の望みを賭けたすみだ戦では残り2.4秒で逆転弾を決められるという。期待が大きかっただけに失意と失望のシーズンになりました。



そして今シーズン。もう新米だからと甘えていられない参入4年目。しかし、川原・中村の抜けた穴ははっきり言って大きく、クラブ体制も大きく変わり「1からの出直し」と言わざるを得ない状況。

やはり勝てない試合が続き、この3年間の積み重ねはなんだったのかとファンも、そしておそらく選手たちもストレスの溜まる時間が長く続きました。








その苦悩がようやく実りを見せ始め、ついに迎えたホーム初勝利。嬉しいのは前節すみだ戦に続いて、選手たちが気持ちを前面に押し出した心打たれるゲームを2試合連続で見せてくれた上での勝利だということです。これはきっとマグレなんかじゃない。チームの成長の証なんじゃないかな。





って前振りだけですでにブログ1本分くらい書いちゃいましたけど。4年という歳月はそれだけ長いです。当時幼稚園だった子供は小学生に。小学校高学年だった子は中学生になってるわけです。ギリギリ20代だったぼくもすっかりオッサンですよ…σ(^_^;)



それではここからが本番(笑)記念すべきホーム初勝利の様子をお届けします。

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浜松アリーナに着いたのは17時ごろ。この日は昼間、自分たちのフットサル練習をこなしてからの出発だったのでギリギリでした。








アリーナに入るとなんかいるΣ(o'д'o) え?Halloween ならぬ Hello WIN? なるほど…でも勝利の夢は起きて見てください!








こっちにもなんかいたぞ!? ポーズが妙にグラビア風なのがなんかムカつく(笑)








(写真提供:青印某さん)

そう、この日はハロウィンイベントで仮装をしてきたお客さんは観戦無料だったのです。ボランティアスタッフさんや控えの選手たちまでも、仮装姿でのお出迎えでした。








アグレックマどら焼きついにゲット〜♪ しかしこの時間まで売り切れてないっていうのはそれだけお客さんが少ないってことだよなぁ(´・ω・`;) 三連休に加え地元のお祭りまでカブって、しょうがないのかもしれないけど。










選手たちがピッチアップを開始。サポーターへの挨拶と、円陣。昨季終盤、なんとしてもホーム初勝利をと気合を入れるために始まったこの流れもすっかりお馴染みのルーティン。








就任から2ヶ月が経ち、豊島コーチの存在感も徐々に高まってきました。試合前だけでなく、試合中のベンチの雰囲気にもかなり影響を与えていると思います。










売り子だけでなく応援前説までこなすロボックマ。あ、マイクはそこに当てるんですね。








ビッグフラッグも決まったね。って、ここにもなんか怖いのいますけど。








さぁ、選手入場。歴史を変える一戦がキックオフ!!








※素人が撮った下手くそな写真ですが、お金と時間をつかって会場まで通い、夫婦で一生懸命撮った写真です。無断での転載・転送はご遠慮ください。

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ゼビオFリーグ 第23節

アグレミーナ浜松 5-4 バルドラール浦安(前半3-2)



公式試合記録

http://www.fleague.jp/score/score01.html?gid=20359



浜松得点者:8.松本、16.須藤、OG、8.松本、18.小池

浦安得点者:25.野村、8.加藤、14.小倉、19.高橋








浜松メンバーは5.大野、8.松本、10.剣持、11.曽根田、12.石野、14.蓮池、15.野嶋、16.須藤、18.小池、20.石黒、21.岩﨑、22.田中充。と、久々に2試合連続で同じメンバーに。それだけ前節(http://labola.jp/diary/2350685005)の戦いぶりに自信を得たということか。








浦安のメンバー。前回の浜松アリーナでの対戦で大怪我を負った星選手は一度は復帰したもののコンディション不良で欠場が続いている。その影響か、ここまで1敗2分と勝ちきれない試合が続いている。








【前半】

浜松のスターティングはGK20.石黒、FPに5.大野、16.須藤、18.小池、22.田中充。ただし、直後に須藤、小池は8.松本、10.剣持とチェンジ。








ファーストチャンスはキックオフ直後に訪れた。浜松はゴレイロ石黒へボールを下げると、石黒はこれをロングフィード。








ボールは左コーナーに上がった5.大野に渡り、折り返しに8.松本が合わせるとなんとこれがゴールイン。前半わずかに1分40秒。歓声に沸く浜松アリーナ!








いつもメインスタンドまで集合写真を撮りにいくと、S席まで戻る間に先制されてしまうことが多い浜松。この日は逆にあっという間の先制弾。ここからして、いつもとは違ったのかもしれない。








幸先のいい先制点にも気は緩めず、そこから浜松はテンポよく選手を交代しながら高いインテンシティを保ち続けていく。

ファーストセットは5.大野、8.松本、10.剣持、22.田中充。セカンドに11.曽根田、15.野嶋、16.須藤、18.小池。12.石野、14.蓮池も積極的に投入し、序盤からFPをフル活用して最後まで走り負けない作戦だろう。








先制点のきっかけもそうだったが、浜松はここに来てようやくGKをうまく使ってゲームを作れるようになって来たと感じる。20.石黒、21.岩﨑と足技に自信のあるゴレイロを2枚擁しているという特色を活かし、玉砕覚悟のパワープレーでもなく、ただの時間稼ぎでもないGKの効果的な攻撃参加を持ち味に昇華させていってほしい。








先制ゴールの勢いと、こまめな選手交代で前線から積極的なプレスをかけてきた浜松だったが、相手はさすがの浦安。徐々に押し込まれる時間が長くなってくる。10分にキックインから25.野村に同点ゴールを許すと、








続く13分には8.加藤に右サイドをスピードあるドリブルで突破されそのままシュートを決められる。ついに逆転を許してしまう。



あー、やっぱり今日もダメなのかな…



正直言ってしまえば一瞬そう思った観客は少なくないはずだ。しかし、その嫌な予感はまさに一瞬でかき消される。








失点直後に16.須藤の同点ゴール。第2PKポイント辺り、15.野嶋の落としのパスに間髪入れず左脚を振り抜くとこれがゴール左下隅を射抜く!










さらには前半15分、5.大野がこの日何度目かの右サイド突破を見せると、ファーポストめがけて走り込んだ8.松本へシュート性のパス。これが相手のオウンゴールを誘い再逆転を果たす!!








大野はこの日ゴールこそなかったが攻守に渡って大きな役割を果たした。ディフェンスの時に加藤と接触してしまう場面もあったが、それだけの激しさを見せていなければ前半のうちに追いつかれ、結果は変わっていたかもしれない。










前半残り26秒というところでゴール前のフリーキックを与えてしまうが、これをなんとか凌ぎ切り、なんと3-2とリードして前半を折り返すことができた。








やっとホームでこういうゲームを見せてくれたか… それだけで少し涙が出そうになるが、いくら前半勝っていても勝点1.5がもらえるわけではない。大事なのはここからの20分だ。





【後半】

後半もスタートは前半と同じ5.大野、16.須藤、18.小池、22.田中充。しかしすぐに5.大野、8.松本、10.剣持、22.田中充のファーストセットへ。この日は本当に選手の入れ替わりが激しい。








プレーオフ進出に向けてはもちろん、もはや半分都市伝説となりかけている浜松のホーム初勝利を自分たちが与えるわけにはいかない。








後半は立ち上がりから浦安が怒涛の攻めを見せる。それを身体を張って守る浜松の選手たち。








しかしその中においても、「浜松の時間帯」はきちんとあり守り一辺倒というわけでもない。そこにもまた、チームの成長を感じた。








8.松本のピヴォ当てから左へ展開し、走り込んだ14.蓮池のシュートはGK藤原がセーブ。さらにそこから8回ほど連続で続いたコーナー、キックインから15.野嶋、14.蓮池がシュートを狙うがゴールは割れない。



「次の1点をどちらが取るかが勝負の分かれ目」そうお互いが感じながら後半10分に差し掛かろうというところ、なんとその「大事な次の1点」を奪ったのは浜松!








18.小池が得意の前カットでボールを奪うとそのままショートカウンター。8.松本とのワンツーリターンを自らゴールに飛び込みながら押し込んだ!!








珍しく満面の笑みでサポーターに向かいガッツポーズを見せる小池。この1点の、そしてその先の1勝の重さ故の笑顔だ。










4-2と2点差にリードを拡げられた浦安は、14.小倉をゴレイロに据えてパワープレーに入る。残り時間は7分。








パワープレーを仕掛けることは多くても、仕掛けられる経験は乏しい浜松。もしかして3点くらいあっという間に取られてしまうのではという不安と、しかし一昨年の大阪戦は小池のパワープレー返しが決勝点になったし今回も!という期待が両方入り混じる。








4人がきちんとダイヤモンドの陣形を維持し、思っていたよりも組織的に守れていた浜松だったが、しかしパワープレーから14.小倉のゴールで1点を返される。これで1点差…



なおパワープレーを続ける浦安。浜松も当然パワープレー返しを狙うが、ギリギリで入らない。祈るように戦況を見つめる観客。時間が経つのが遅く感じる…

「集中!してけよ!!はーままつ!!!」ウナトラスからのスリーコールが響く。








見ている方ですらプレッシャーに押しつぶされそうになる中で追加点を取ったのは浜松。 5.大野が右コーナーで粘って粘っての折り返しに、8.松本が飛び込んで合わせる!!








個人的には、最も涙腺がゆるんだのは勝利の瞬間よりもこのゴールだった。何度リードしても相手が追いすがってくる苦しい時に、このダメ押しの1点が取れる。浜松はこんなに強くなったのかと、嬉しくなった。








そう、この日の浜松は間違いなく強かったのだ。残り時間2分で点差を再び2に拡げても、「これで勝てる」と気を抜く者はピッチにもスタンドにもいなかった。昨季終盤、仙台戦での、すみだ戦での、あの悔しさを知っているからだ。

相手シュートをブロックして剣持が吼える。何度も吼える。曽根田も吼える。松本が身体を張ってスライディングする。この日、唯一ピッチに立つことはなかった21.岩﨑はベンチから誰よりも大きな声を掛け続ける。



残り3秒というところで、コーナーキックから19.高橋のゴールで1点を返されるが、再スタートから間もなくタイムアップのブザーが鳴り、アグレミーナ浜松のFリーグ参入1211目にして初のホーム戦勝利がついに確定した。


















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本当に本当にホンット~に待たせやがって!!「4年目で今さらホーム初勝利なんて言ったってダサくて喜べないよなー」なんて思ってたりもしたけどやっぱり嬉しいぞコノヤロー!!








サポーターに挨拶する選手たち。勝ってもバンザイではなく、いつもと同じ深い一礼。でも、その意味は大きく違いますね。だけどやっぱり、今度勝ったら、あのサポーター「おおぉぉぉぉ〜…(ドンドンドンドン)」サポ&選手たち「おおーぃ!(バンザイしながら)」ってやつ、やってほしいなー♪








ホームでの初のMVP。敢闘賞ではなくMVP!!2得点1アシストの松本選手が受賞。いつも悔しい気持ちを押し殺して受け取っていた「やら米か」この日はみんな、晴れやかな笑顔。








監督・コーチ・スタッフ陣も記念写真。








みんな笑顔なのに、なんて顔してるんだよー!剣持キャプテンっ(笑)










そして冒頭の選手・ファン・サポーターでの記念写真を撮ってからのS席ハイタッチ。こんな笑顔溢れるハイタッチ見たことない!そりゃそうだ、初めて勝ったんだもん!!








やっとだね。おめでとう。これからだよ!そんな声を掛けながらみんなと握手しました。








試合終了直後から泣き顔だったケンモも最後はリクエストに応えてこの笑顔。








イケメングロちゃんにはやっぱり笑顔が似合うね!!










さぁ、おれも漢だ。約束は守る!「ホームで勝ったらお祝いにユニフォームを買う」何気なくそう言ってたらもう3年もユニフォームを買えずにいたけれど、この日やっと注文しました。背番号は初のMVP受賞・8番松本選手で♪








試合後に田中選手に100試合出場記念のプレゼントを。達成した試合は2ヶ月も前の名古屋戦だったので遅れて申し訳ないですが…でも最高のタイミングで渡せましたd(ゝ∀・*)










アグレミーナ浜松のみなさん、アグレミーナを応援しているみなさん、おめでとうございます。そしてありがとうございます。

みんなほんとにいい顔してるねぇ。勝つっていいもんだね。この日お客さんは少なかったけど、それでもきっと300人くらいはアグレミーナの勝利を初めて見たんじゃないのかなぁ?やっぱりホームで勝つって大事だし、こんなたかだか一勝の価値なんて霞むくらいこれからもっと勝ってほしいですね。



それにね、「初勝利したって結局最下位じゃん」では意味がない!ひとつでも多くの勝利を、ひとつでも上の順位を、ひとりでも多くのお客さんに見てもらおう。これからもがんばれ、アグレミーナ浜松!





【参考記事】

浜松、地元初勝利Fリーグ第23節(静岡新聞)

http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/agleymina/160363.html



★浜松が4シーズン目にしてホーム初勝利!! 浦安を下して今季3勝目!!《浜松vs浦安》(Fリーグモバイル)

http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=218918



Fリーグ参入、4年目1211日目にホーム初勝利! (アリーナDJ澤田達哉氏ブログ)

http://sawatatu.hamazo.tv/e6411679.html



フォトギャラリー 第23節 VS バルドラール浦安(アグレミーナ浜松公式サイト)

http://agleymina.jp/photogallery/photogallery-2699



スポーツニッポン静岡版









※この日に限って、監督・選手のコメントがFリーグモバイルに載ってないのがさみしいなぁ。





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