北京五輪で使用された人工消雨弾

とんでもない規模のど派手な開会式は、成功に終りましたが・・・ちょっと問題もあるかな?

開会式当日に雨が降ると言われ、結局大規模な『人工消雨大作戦』を実施したそうな。

その作戦の計画は6年前にもさかのぼり、計画内容は以下の通り。

 

<雨雲が北京に向かう前に、ヨウ化銀を搭載したロケット弾や砲弾を地上から撃ち込み、雲中の水分子と化学反応させることで雨を降らせる。北京上空に到達する前に雨雲を消滅させることできる>

 

とはいえ、ロシアなど一部の先進国で降雨実験は繰り返し行われたが、化学物質を上空からまき散らすやり方には環境面での批判もあり、日本を含め効果がほとんどないとの結論に至っており、今の時代に合っていない手法と言われている。

 それでも今回実施したという事は、繰り返しの実験によって自信もあったんでしょうし、実際に雨が降る事も無かった訳ですから、良かった良かった・・・。

って、舞台裏では全く良くありませんでした。

 

名前だけ見れば、『人工的に雨を消す』ですが、実際には『人工的に雨を降らせる』です。

雨雲に対して事前にロケット弾を発射して、北京に近づく前に雨を降らせるという事です。

つまり、開会式が行われたメインスタジアムの「鳥の巣」で雨が降らない代わりに、北京郊外で降らせる・・・案の定、 北京郊外の河北省保定市以北の地域では最大雨量100ミリメートル余り、北京西南部房山区では降雨量が25ミリメートルに達したと報道されています。

つまり、犠牲となる地方が出たということです。

その地方に住んでる人にとっては、溜まったものではないですね。

この影響で地盤などが緩んでの二次災害とかが無ければ良いですがね。

でも、報道されないか・・・。

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