ごっつぁんゴールの美しさ。

『ごっつぁんゴール』ってその偉大さを分からない人は言うだろう。

「あんなのラッキーだ。だから、たいしたことない」
「決めて当たり前」

俺は現役のときから、ごっつぁんゴールを大切にしてきた。

なぜか。

理由は、一回のチャンスのために何度も何度もそこに走り続けた結果だからだ。

キーパーがボールをこぼすかもしれない
ポストに当たるかもしれない
ディフェンスに当たって俺のとこにこぼれるかもしれない
そのほとんどにボールが来ることなく、ほとんどが無駄走りなんだけど
その「かもしれない」の小さなことを大切にできない人間にゴールは訪れないと信じてきた。

だから、ごっつぁんゴールを決めたとき「他の人は誰も走らなかった。俺だけが走ってたからのごっつぁんゴールだ!」
って、本当に本当に気持ち良かった。

なんで、いきなりこんな話しをしたかと言うと

天皇杯で、タツヤがプロ初ゴールを決めた。
コウヘイからの完璧なお膳立てを押し込むだけのゴール。

でも、もしあのとき
コウヘイが決めるから、走らなくても、まぁいっか。と走らなかったら。
このシーンに俺はあんまり関係ないから、ま、いっか。と走らなかったら。
あそこまで走るのはキツイから、ま、いっか。と走らなかったら。

あのゴールは生まれないわけです。

コウヘイが抜け出しそうな瞬間、タツヤは逆サイドから猛然とダッシュをし、ゴール前に到達した。だから、コウヘイがタツヤを見つけられたし、パスをする決断をした。

コウヘイも素晴らしいし、タツヤも素晴らしいと俺は思うのです。

ゴールを決めることで、人生が変わる。
ゴールで人生を変える。
その覚悟があるヤツは、ごっつぁんゴールほど大切にするんじゃないかなぁ。と

非常に嬉しく思い、そして、そんな現役時代の自分を美化しすることで、今日のブログを締めくくりたいと思います(笑)

では。

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