ファジ岡山 屈辱のホーム初黒星


得点:前半41分 FW西野晃平(岡山)、前半42分 FW永冨裕也(富山)、
    後半29分 MF上園和明(富山)


同期昇格チームとのホーム初戦。
同期昇格チーム・栃木とはアウエーで敗れ、未勝利同士との対戦となった前々節の横浜戦では引き分け、もう勝利を上げられるとしたら、この富山戦しか無いなと過剰な期待を込めてスタジアムに足を運びましたが、屈辱的な逆転負けでホーム初黒星を喫し、悔しいやら情けないやら複雑な感情のまま家路につき、一晩経ってようやく静めることが出来たので、これまで通り観戦記を記しておきます。

先発の布陣は、前節、体調不良で休んでいた金廣閔(キム・グァンミン)が戻ってきて
他メンバーは同じで4−4−2。




キックオフ10分前にバックスタンド下段に着席。目線はこんな感じ(倍率は1倍)




立ち上がりは両者重苦しい動きでどっち付かずの展開。
得点の匂いがし始めたのは、前半15分頃、PKエリア外から放たれた地を這うシュートがポストに当たった富山の方。
左サイドで誰もアタックすることなくフリーでパス回し&シュートを打たれたので、やられたとヒヤヒヤものでした。
同じようにシュートを打たれるシーンがありましたが、枠を捕えることが出来ず、
岡山の方は左サイドから妹尾のドリブルシュート(2本)で富山ゴールに迫るもゴールは遠い感じ。
落ち着いてボール回しがなかなか出来ない岡山でしたが、思いもしなかったJリーグ初の先制ゴールが生まれた。
右サイドでDF尾崎がファールを貰いFK。ボールの近くには両サイドに相対するMF喜山とMF妹尾が。
今までならMF喜山が左足で蹴っていた位置だが、今回はMF妹尾が右足を振り抜き、ボールはFW西野の頭に。
ゴールバーの当たったボールは地面でバウンドし、ネットに吸い込まれていった。

西野晃平、3試合連続ゴーーーーーーーール!!

得点の匂いがしなかったのでワンテンポ以上、反応が遅れて歓声を上げましたが、喜びが落ち着く前に悪夢の失点シーンを目の当たりにして意気消沈。
右サイドで何本か連続して中途半端なクリアを拾われ、クロスがゴール前に入り、ゴールに背を向けていたFW永冨が振り向き様にシュートを放ち、岡山のゴールネットを揺らされた。決めた選手が素晴らしかったかな。
呆然としたまま前半終了。

後半からは、過去何度かいい流れを作ってきた布陣(MF妹尾が右サイド、MF喜山がトップ下)に変更し、活路を見出そうとしたが
手薄になった中盤を突かれ、プレッシャーを掛けに行くことも出来ず、綺麗なカウンターを食らい逆転を許す。
こうなったら、運動量も落ち、チームはボロボロ。
途中交代のFW武田を活かすことをせず、ロングボールをただ放り込むシーンが多くなり、精度も悪く競り合いにも負けるのでより一層ゴールは遠のく。
そして、無情にもホイッスル。


得点差以上に完敗だと感じました。
う〜ん、開幕からキャプテンをしていたMF川原が離脱した6節栃木戦での敗戦以降、狂い始めた歯車が一気に崩壊したって感じでしょうか。
開幕から数試合、ファジ岡山が目指すサッカー「運動量で勝り、前線からのプレス&カウンター」を結果が出なかったけれども、やろうとしていたし、出来ていた部分もあった。
試合を重ねるごとに精度を上げていけば自ずと結果が出ると信じていたが、MF川原がいなくなったことで中盤でのタメ、ボール捌きが出来なくなり、中盤でのボール回しを省いて、ロングボールを多用するようになり、自らのペースを乱していたと思う。
このように自分達の目指すサッカーをコンディションが悪いせいかもしれないが、見失っているし、しようとしない姿に悔しいやら情けないやら腹立だしいやら複雑な感情にさせられたのでした。

今一度、原点に立ち返り、チームの立て直しを期待したい。「ロングボール禁止令」ぐらい出したら(笑)

その為にも、まずはコンディション調整ってことで20日、21日の練習が中止になったそうです。

次節は26日アウエー水戸戦。十二分に休んで、まずは走り勝つサッカーを見せて下さい。

ちなみに、本日の夕方のローカルTVニュースで手塚監督が試合後のインタビューで
「チーム全員が今の状況を理解し認識して臨まないと、このあと全部負けるんじゃないですか。」
って言っていたのを見て、「そうそう、全部負けるわ!!」と笑いながらツッコんじゃいましたが
監督がそのような危機感を持っていれば、必ずやってくれると信じています。


入場者数は5227人


キング・カズ目当ての観客は8000人だったってこと(笑)



























































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