講演会

アイスホッケー界のキング・カズこと、鈴木貴人さんの初講演会に行ってきました。

畑は違えど同じスポーツ界で育ち、生きてきた
生きている仲間として今回のテーマである《スポーツ界の現状と世界との壁》というのはとても興味がありました。アイスホッケーを軸にそこから見た世界。マイナースポーツ故の難しさ。今後、日本でもアイスホッケーがどのようにしたら認知され、普及し、成長していけるのか。
サッカー界でも横浜フリューゲルスが消滅してしまった歴史があります。大変申し訳ありませんが、正直当事者ではなかった私はどこか他人事のような感覚でいました。しかし、2010年、当時選手として在籍していた東京ヴェルディが経営難となってしまい、チーム存続ができるのかという危機がありました。その時は多くの人の協力・尽力によって、なんとか乗り越えることはできましたが、私自身は『なんとかなるだろう。』という気持ちと多少の不安な気持ちがあったのを覚えています。それでも多少でした。
実際、練習・試合は普段と同じように何も変わらない日々であったから、なにか現実身がなかったのかもしれません。ただ忘れてならないのは、多くのチーム関係者・OB・サポーターの方々が現場の中心である選手達に余計な心配や不安な気持ちにさせないような配慮をしてくれたおかげであったということです。
実際、チーム消滅という人生を左右する出来事を経験している貴人さん。こういうことは2度とあってはいけない。自身が見て触れて感じてきた経験は今後もアイスホッケー界、そしてスポーツ界に大きな影響を与えてくれると思います。

ありがとうございました。