来るときが来た…

  • 金沢浄official mark
    2014年12月31日 17:13 visibility16

久しぶりにブログを更新します。
久しぶりでなんですが今シーズン限りでプロサッカー選手を引退することを皆さんに報告します。
正式に引退が発表されてから時間が経ってしまったけどそこはご勘弁を(笑)



日本にプロサッカーなどない時代に育ち、目標はキャプテン翼で見た『全国少年サッカー大会』夢はお正月の風物詩『全国高校サッカー選手権』に出て国立のピッチを踏むこと。
そんな規模でしか自分の未来を想像出来なかった男がプロサッカー選手になれたなんて奇跡かもね(笑)

しかもジュビロに入団出来たのは幸運だった。
プロ1年目でアジアクラブ選手権を中国やイランに行ってアウェイの状況でプレー出来たのはこの上ない経験になった。
しかも優勝の瞬間にピッチに居れた事は本当に嬉しかった。
そしてチャンピオンシップに出たり完全制覇したりと最高の経験を積めたジュビロの黄金時代。
周りの素晴らしい選手たちに支えられていい思いをさせてもらった。
でもそれじゃあダメだと思い自分の力を試したいと移籍したけど、踏み切るのには勇気が必要だったよ。

でも当時発展途上のFC東京に移籍出来たのは自分にとって願ったり叶ったりだったからいい移籍になったと自分では感じてる。

東京でも色々な事があった中で2004年のナビスコカップ優勝はサッカー人生の中で最も嬉しかった出来事と言っていいと思う。
決勝の死闘は生涯忘れることはないはず。
前半で退場者が出る苦しい展開だったけどチーム皆の気持ちとサポーターの想いがゴール前に見えない壁を作って最後まで守り抜く事が出来た。
あれは今思い出しても涙が出てきそうだよ…


そして自分でも全く予想していなかったジュビロへの再入団。
もうひと頑張りしたくて移籍したけどまさか最初にいた時より長く在籍するとはね(笑)
黄金時代の頃とは違ったけど素晴らしい仲間と再会&出会いがあって楽しかったよ。
随分歳を取って帰ったので自分の役割も変わったし若手が活躍する姿が素直に嬉しくも思えた。


そして今年は初めてのJ2。
ザスパは環境面やなんやらで色々と大変だと聞いていたけど、多くの人が言うものだから『じゃあやってやろう!』って気になったよ。
監督の秋葉さんが熱く誘ってくれたのもザスパでチャレンジしようと思った大きな理由ではあるけどね。

シーズン開幕直前に大怪我をしてチームに迷惑を掛けて申し訳なかったけどそれも自分のサッカー人生の一部。
全てを受け入れて置かれた状況で責任を果たすしかない。
コツコツリハビリして復帰を果たして改めてサッカーって楽しいと思ったよ。
怪我を含めて大変なシーズンだったけどいい勉強になった1年だったと思う。



サッカーを始めてから32年間充実した日々を送ることが出来たけど、それは多くの人の支えがあってこそのものだと思います。

ずっとサッカーをさせてくれてどんな時でも応援してくれた両親。
僕がサッカーを始めるきっかけとなった3歳上の兄の存在。
妻と二人の子供がいつも僕のモチベーションになり、辛いときも前を向かせてくれた。
色々と指導してくれた先生方や監督、コーチにも感謝です。

そしてプロとしての16年間を応援し続けてくれたサポーターには助けられました。
良いときもそうでないときもいつも応援してくれて支えてくれていた。
会場の雰囲気を作ってくれて熱い応援で選手達を奮い立たせる力。
自分を犠牲にして自分以外の人の為にあれだけエネルギッシュになれるのは素晴らしいの一言。
日本のサッカーを支えているのは各チームのサポーター。これからもチームを応援する事で日本のサッカーを盛り上げて行ってほしいです。


小学、中学、高校、大学、そしてプロでも幾つかのユニフォームを着てきたけど、今まで一緒にサッカーをしてきたりサッカーをするために一緒の時間を共有してきた全ての人に感謝してます。
その恩をこれから少しずつでも返して行けたらと思います。




今まで応援して頂きまして本当にありがとうございました。
そしてこれからも続く僕のサッカー人生を応援して頂けたら幸いです。






それでは皆さん良いお年を!

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