夢をまことに

”夢をまことに”  山本兼一著  文芸春秋
比較的新しい山本作品。
強烈な探求心を持つ鉄炮鍛冶の一貫斎(国友藤兵衛)が、
 訴訟のため江戸へ赴いたことから見分と人脈を広げ、
  鉄炮にとどまらず様々な物づくりを手掛ける話。
鉄砲が種子島に伝えられてから300年近く経ち、
 鉄砲鍛冶だけでは成り立たなくなっていく。
  空気銃や反射望遠鏡の製作もその一つだが・・・
 万年筆、潜水艦等の先駆けの話もある。
「成功は、それを信じて努力を重ねた人だけが手に入れられる」
「人間は、求めたものしか手に入らない。
  すぐに手に入らなくても、大切なのはずっと求め続けることだ」
「人生は他人と同じ歩幅で歩かなくてもよい」
  など名言も多かった。

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