袋小路の男

”袋小路の男”  絲山秋子著  講談社
①袋小路の家に住む男とそんな彼に18年恋し続ける女性。
 そんな二人を描いた『袋小路の男』『小田切孝の言い分』
  好きだけど繋がれない、繋がれないけど切れない、
   そんなつかず離れずの距離感が良かった。
  この二人の関係はどこか友情めいたものをすら感じる。
②自分の世界を大切にする男と中学生の姪。
 二人の交流を描いた『アーリオ アーリオ』。
  プラネタリウムに一緒に行ったのがきっかけとなり
   手紙のやり取りをするようになる。
どちらのストーリーも淡々と書かれているが
 中々に味わい深い内容であった。
  

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