ハコブネ

”ハコブネ”  村田沙耶香著  集英社

里帆は好きな恋人とのセックスを苦痛に思い、

 ついには自分は男かもしれないと悩んで一人模索するうちに、

  男装で誰一人知り合いのいない自習室に通うことになる。

 そこで考えの異なる二人の女性と出会い、自身を問いただしていく。

  それは男の心をもつ女性ではなく、性別が無い「無性」というもので、

更には性別を抜きで人間は地球の一部だという知佳子のような考え方も出てくる。

 もう一人の女性・椿は女性性を強く意識しすぎる傾向があり

  夜の屋上ですら日焼け止めを塗っている・・・

3人の悩める女性の行先はどうなるのか・・・??

 

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