傾国

”傾国”　　中路啓太著　　講談社
筆者の作品を読むのは初めて。
　歴史小説の次代を担う作家と言われているようだ。
本作品は玄宗皇帝と楊貴妃に近侍した宦官・高力士が主人公。
　史実とは多少違った解釈があるようだが
皇帝周辺の楊一族、宦官、各宰相、安禄山らの様子が良く窺えた。
　元々は皇帝の息子の妃だった楊貴妃が
　　皇帝の寵愛を受けることになった経緯は
　　　実際はどうだったのだろうか？
筆者の他の歴史小説を読んでみたいと思う。