世界地図の下書き

”世界地図の下書き”  朝井リョウ著  集英社
児童養護施設の児童5名を主人公とした作品。
 彼ら彼女らには、何か問題点が有るわけではない。
  唯一あげるならば家庭環境などに何らかの不幸がある子達。
   それだけのことでいじめの対象になり得る。
自分の気持ちをそのままぶつければぶつけるほど煙たがれる。
 叫べば叫ぶほど遠くなる友人達。
そして施設内の絆が馴れ合いなどでなく心から共感し繋がっている。
 大きくぶつかったりすることもないし、
  互いに隠していることもある。
 それがまた現実であり、この作品の良さでもある。
世界地図の下書きは何回でも書き直しが出来るのだ。
 

 

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