敗者復活戦

”敗者復活戦”  高任和夫著  講談社
筆者の作品は2作目だが、自分の好みに向いているようだ。
本著は定年退職前後のサラリーマン3人の生き様を、同時進行で描いた小説。
 新興住宅団地のテニスサークルで、同年代の男3人それぞれの敗者復活戦を描く。
自分自身は退職後の悩みは無かったが、それは自身が仕事が趣味と言っても
 所謂仕事一途ではなく、割り切った仕事のやり方だったからだろう。
  社内向けの仕事は殆どやらず、新規顧客向けの仕事ばかりやっていた。
退職後も色々なボランテイア仲間と活動したり
 テニス仲間や新たな仕事にも抵抗がなかった。
本著で悩む退職者達の考え方には共感もするが
 一方では同情もしてしまった。 
  最後に3人協力して理想的なデイサービスをやることになったが
   結局仕事をしているのが一番の薬なのだ。
 

 

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