週末は家族

”週末は家族”  桂望実著  朝日新聞出版
子の無い大輔、瑞穂夫婦が短期里親制度を使う話。
 大輔が児童養護学園で見掛けた演技の上手い少女・ひなた。
夫婦でやっている派遣の仕事では子役が必要なことがあり
 ひなたにその子役を期待したいという不純な動機で始めたようだ。
苦労をしてきた子供だけあって、考え方は大人並みのひなただが・・・
 宿題を全くやらないのにはビックリ(;'∀')
  私の通っている児童養護学園では
   下校後に職員(私も時々)が児童の宿題をケアしているので
    宿題をやらないというのは有り得ないこと。
 学園によって随分と内容も違うのかもしれない。
ひなたの母親は予想通りだったし、ひなたが一緒に暮らしたくない
 と思うのは当然と思われる。
児童養護学園で子供たちの集団生活をしていく中で
 特定の子供だけが週末里親と暮らすのは
  その子にとって良い事なのかどうか
   色々考えさせられる。
大人達の思い込みや都合で子供達の人生が
 大きく左右されてしまうのはどうなんだろうか?

 

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