地の底の記憶

”地の底の記憶”  畠山丑雄著  河出書房新社
筆者の作品は初読み。
 京大の学生時代に書いたこの作品、今後が期待される。
地の底の記憶とはそもそも何なのか?
 それは狂気でしかなく、人は次第に侵されてゆく。
地の底の暗闇のなかから手招きされ近づいてみたら、
 ふっと足元の地面がなくなってしまったように、
  魅入られた者の終わりは唐突にやってくる。
地底湖と水車小屋とを舞台とした
 純文学とも怪奇物とも言える本作品には
  何とも言えぬ魅力が秘められていた。

 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。