水声

”水声”  川上弘美著  文芸春秋
水声・スイセイという言葉の響き・・・清澄で、無垢な感じ。
 然しながら作品内容は大分違う。
ママ、パパ、武治さん、陵、都のエピソードが幾重にも思い起こされつつ語られ、
 読んでいる間、どの時間を漂っているのか分からなくなることも。
親子、きょうだい、生と死・・・
 戦争、地下鉄サリン事件、大震災のこと。
危うくスレスレのところも掠めていくが、
 作品はあくまでもサラサラと流れる水のようだ。

 

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