柿のへた

”柿のへた”  梶よう子著  集英社
植物を眺めているのが好きでのんびりした性格。
 更に人より反応が一拍遅い水上草介が主人公。
小石川御薬園の御薬園同心の草介は
 御薬園の中での穏やかに日々が過ぎていくのを愛おしむようなキャラ。 
そんな中、起きるべき揉め事は起きるもので、
 その難事を草介が植物の知識を活かしては収めてゆく。
御薬園を預かる芥川家のお転婆娘・千歳との関係も微笑ましい。
 なんとも軽やかで、心地好い作品。

 

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