かきがら

”かきがら”  小池昌代著  弦戯書房
筆者の最新作のようで、
 コロナ下の世界「がらがら かきがら」は興味深い。
  牡蠣というものをこんなに描写できるのに驚く。
「牡蠣はなぜ牡と書くの?」という問いがあった。
 確かにね、なんでかな?
時々グロテスクな文もあるが下品ではないのが彼女の文章だ。
 例によって内容より詩のような文章に引き込まれた。
原宿付近の暗渠を扱った「地面の下を深く流れる川」
 富士山の爆発後や、東京が終わる場面など
  一種の近未来を扱った短編集。
 

 

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