妻の超然

”妻の超然”  絲山秋子著  新潮社

筆者の作品は久々かな。

「超然」とは、物事にこだわらず、平然としているさま。

 また世俗にも関与しないさま。

各篇、妻も、下戸も、作家も超然ぶった態度だが、

 本当は誰よりも気にしているように感じられて、

  そこの矛盾が面白い。

夫の不倫を超然と許せる妻は

 はたして、超然なのか?

下戸の超然に出てきた酒飲みの彼女は

 彼氏の選び方を間違ったようだし、

作家の超然は・・・

 よく分からないかも。

 

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