雨なので

  • マル
    2010年10月11日 01:15 visibility146

雨なので、動画を観ていました。

ナダルのフォアハンドです。

かなり癖のある打ち方に見えますが、
 実はかなり綺麗な打ち方だと思います。

腕をムチのように使う点では、
 フェデラーとかなり共通します。
いわば、フェデラーの打ち方を、
 厚めのグリップにして、オープンスタンスでも打てるようにした感じだと思いました。

力は左足から腰を通って右肩へ、
 右肩で左腕を引っ張るようにしてスイング、
 スイングの角度とラケットヘッドの上下でスピンをかけ、
 手首でもうひと押しして、
 ラケットは(基本的に)右肘の高さで収まるように。

なお、彼の打ち方の最も特徴的な部分である、
 打ち終わりに腕が上になってしまう動作も、
 最初から上に上げようとしているのではなく、
 フォロースルーでラケットを収めきれなかっただけのようです。
おそらく、あのままフェデラーやジョコビッチのように、
 フォロースルーでラケットを左肘のあたりに収めようとすると、
 肩がターンしすぎて、その後の動作が遅れてしまうのでしょう。
頭や肩の向きを相手に向けたままにするために、
 あのように上に振りぬいた形にするのが一番効率的なのだと思います。

もちろん、「つなぎ」「しのぎ」でムーンボールを打つ時には、
 スイングはより下から上になりますが、
 それでも、「バギーホイップ」だけのスイングであることは稀です。


ただ、私がよく判らなかったのは、
 ボールとラケットの接着時間です。
かなり長くないと、あそこまで強烈なスピンはかからないと思うのですが
(ここはちょっと自信はありません…物理が得意な人はいらっしゃいませんか…)、
ブラストであの接着時間だとすれば、
 相当早いスイングであることに加え、
 ・テンションが低いか、
 ・ラケットヘッドが余りに重くてストリングスがたわむこと
 が必要だと思います。

ラケットを重たくしすぎると、
 今度はボレーやサービスで苦しくなります。
ナダルは重たくてもあのサービスを打てているのだ、といえばそれはそうもいえるのでしょうが、
 こと今年に限っては、サービスを観る限り、若干トップが軽くなってきているように思えます。

まだまだ分析が足りないようです。

***
しかし、生で観ていて思ったのですが、
 彼だけ違うスポーツをやっているように見えます(^^;

どうしてあんなに正確にコートに入るのでしょうね…

まるでボールに磁石が付いているかのように、コートに入ります。

ネット上では「魔神」だとか言われていますが、
 正にそのとおりだと思います…もちろんいい意味で。

あとは、バックハンドとスライスをどうするか、
 強打された時にどう返していくか、
 まだまだ進化すると思います。

あまり真似する気にはならないのですが、
 かなり分析甲斐のある選手だと思って、観ています。


あ、私の友人がナダルのアップの写真を撮った筈なので、
 それを送ってもらわないと…(-_☆)
(しっかりファンになっとる

sellテニス

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