2013.5.31. (非野球)  駆け足であっという間に去ってしまった友へ。

  • Miya
    2013年06月01日 04:22 visibility179

プライベート日記をここに記します。

きのう夕方友人の会社に行って会った。
仕事の注文をもらっていて、手直しした製品の使い心地を確認してもらい、
「すごく良くなった!」と喜んでもらった。
その後は6月9日のゴルフコンペの打ち合わせ。
ああでもないこうでもないと雑談しながら笑った。
「あんまり見せんけど、僕は結構人の好き嫌いがあるんですよ!」
そんなことを言うものだから、ふと、俺のことはどう思っているんだろう?と訊きたくなった。
マジマジと彼の顔を見つめ、この男は本音では何を考えているんだろう。
髪型や顔を観察したりしたが、結局それは訊けずに終わった。

夜になって携帯電話にメッセージをもらった。
「今飲み会だけど誘ってゴルフコンペのメンバーが1名増えました」
その熱心さがとても嬉しかった。
こう返した。
「素晴らしい!さすが!素晴らしい!」
彼はそれをどんな表情で見つめたのだろうか。

その数時間後、翌朝、つまり今朝。
訃報を受け取った。彼の同僚から電話があり、「亡くなりました」と言う。
はあ?
朝、彼は心臓突然死した。
つい数時間前に、彼は生きていて、その顔は目の前にあって、しゃべっていた。


そんなバカな?

しかし、まるでこれは現実なのだ。いやそうじゃないこれが現実。
間違いなく今聞いた話は自分が生きている世界で起きたことだ。
知りあったのは、ほんの数ヶ月前。
月一回くらい飲み会やゴルフコンペで会う程度のつきあいでしかない。
最近ようやくつきあいができて、個別に行き来をするようになってきた。
仕事ができる男で、心遣い、気配りのできるからつきあいやすかった。
頼もしくて、これなら良いタッグが組めると心から喜んだ矢先の出来事。

その瞬間、本人はきっと「なんで今、俺がこんな目にあうだぁ?」と叫んだと思う。
まだ45歳、妻子を残して、悔やんでも悔やみきれないはずだ。
こんな理不尽が起こることがよくわからない。
ここで消えるような男じゃない。まだまだ仕事で快進撃を続けるんじゃないのか。
長年乗った車が突然何かの故障でピクリとも動かなくなった。
そんなことを考える。
人間の体も同じか。40年以上も使いつづけたらどこが壊れてもおかしくないんだ。
いつ何が起きても「あり」なのか。
無理しちゃいかん。体に悪いことをしちゃいかん。そういうことなのか。
よくわからない。こんなことって普通は起きない。あり得ない。






できることなら、時間をちょっとだけ逆回転させて、昨日の夕方に戻りたい。

何も知らずに目の前に座っていた彼に、後に起こることをこっそり教えてあげて、何とか助けたい。




人間というものは実は、空間の上に立っているんじゃなくて、時間軸上に幽霊のように存在しているだけなのかなぁ・・・。

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