【非・野球】 先輩とお好み焼きを・・・(2010.9.7)

  • Miya
    2010年09月07日 05:57 visibility116

私はかつて13年間東京に住んでいました。
その後半でお世話になった職場の先輩と、昨晩は大森駅近くの「お好み焼き」を食べに行ってきました。





高給でしたがいわゆる3Kの仕事で、男同士の足の引っ張り合いなどが日常茶飯事にあるような、「きっつ〜い」職場でした。

私がそこで働いていたのは30〜34歳くらいで、6歳年上の先輩は仕事には厳しかったですが、普段は優しく接してくれて兄貴的な存在でした。


いっしょに働いてる間、いっしょに食事をする機会が多分100回以上はあったと思いますが、割り勘にしたことは1回か2回しかなかったはずです。

とにかく先輩はお金を出させてくれなかった。
「後輩におごってやれよ」が口癖でした。


とても仕事ができる人で、当時5人いた取締役の1人でした。
入りたての頃、右も左もわからず、周囲にも疎まれてクビになりかけていた私に、一から仕事を教えてくれました。

仕事の具体的なやり方もそうですが、仕事に対する取り組み方・姿勢、長じては自分が人としてどう生きていくか、そんなことまでを実際には教わったのです。人のエゴがモロにぶつかる職場でしたので、どうしても自分の人間性が試されます。苦しかったです。ストレスで体を傷めてしまったのもこの仕事でした。


今の自分は当時の自分に比べてどれだけ成長しただろうか。 
当時の自分よりも頑張っていると言えるのか・・・?


お好み焼きをつつきながら、そんなことを考えていました。


「あ、いけね〜!ソースかけすぎちゃったなぁ」

先輩は相変わらずの人なつっこい笑顔を見せました。

たしかにソースのかけ過ぎで、生地が焦げてしまいました。
カリカリになったそれは、ちょっと辛い感じです。
これは、忘れない味になるなぁ・・・と思いました。

お勘定になった時、予想通り払わせてくれませんでした。
いつものようにこう言って・・・。

「いいからさ、後輩におごってやれよ」





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