日ハム王国物語 (その1)大社義規にあって宮内義彦にないもの。

  • Miya
    2007年10月22日 19:02 visibility4086


日ハムが2連覇を目指している。

いつの間にかこんなにも強力なチームになってしまった。

 

昨年、日本一の原動力であった新庄、小笠原、岡島から抜けた。

それでも2007年のペナントレースは磐石の強さを誇って勝ち進んだ。

 

今年はさらに中核というべき高田GM、ヒルマン監督がチームを去るが、

このままだと当分の間、日ハムの快進撃は続きそうな勢いである。

 

監督、GMの上にいる球団経営者がしっかりとしているのであろう。

 

だいたい北海道に渡ってしまうこと自体がスゴイじゃないか。

 

本拠地を札幌に移転した2004年、

その時から日ハムは日本一の球団になるべくスタートを切っていたのであろう。

 

 

 

一方、醜態を晒してしまった球団オーナーがいる。

他でもない、オリックス・バファローズの宮内義彦だ。

バファローズは今季のパ・リーグで最下位に転落した。

それは仕方ない。そういうこともあるだろう。

 

しかし、この人には許されないことがある。

 

何があろうとも、東北楽天ゴールデンイーグルスの後塵を拝してはならない。

 

今年、その禁を犯した。

バファローズは4位に躍進した楽天に大きく水を空けられた。

これは醜悪極まる。

 

 

2004年シーズン終了後、大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併した。

この時には分配ドラフトが実施され、合併球団であるオリックス・バファローズと、新球団としてゼロからスタートする東北楽天ゴールデンイーグルスが選手を分け合った。

 

といっても、

実質的にバファローズが2球団のいいとこ取りをして、

残ったカスを楽天にくれてやった、

に過ぎない・・・。

言葉は悪いが。

 

こんな破廉恥なことが実際に白昼堂々と行われたのである。

信じられるだろうか。

 

さすがはハゲタカ宮内義彦、

やることが違う。

 

しかもこの年のペナント・レースは5位近鉄、最下位オリックスである。

すでにお荷物と化している両球団のカスを選りすぐって一体どうしろというのだ。

楽天は最初から最下位を確約されたようなものである。

 

もはや日本のプロ野球機構の良識が疑われ兼ねない歴史的な暴挙だったと言えるだろう。

野球への愛がひとかれらもない宮内の行為であった。

 

 

2005年、2006年と楽天は当然のように最下位に沈んだまま。

ところが、今年その楽天に逆転されたバファローズ。

宮内はどのツラを下げて外を歩けばいいのか。

 

まったく恥しい話である。

 

 

しかし、オーナーが宮内義彦である限り、バファローズは永遠に低迷を続けるだろう。

ファンは感動を求めて球場に来るのだ。

まずこの男はそのことがわかっていない。

野球のことを好きでない宮内が何をしようが駄目だと思う。

やればやるほどドツボにハマっていくだけの話。

とっとと球界から出ていって欲しい。

いくらなんでもバファローズの選手とファンが気の毒すぎる。




2005年、日本ハム球団の初代オーナー・大社義規氏が90歳にて大往生された。

勝っても負けても熱心に球場に足を運んで選手を応援した名物オーナーだ。

 

大社義規オーナーには、

野球への限りない愛があった。

 

宮内がいくら金があっても絶対に買えないものがある。

そしてそれは永遠に気がつくことはないのだ。

バファローズの選手とファンに失礼だろう。

 

大社オーナーの背番号100はオーナーとして日本プロ野球史上初めて永久欠番になった。




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