中日の中村ノリ。

  • Miya
    2007年11月02日 09:58 visibility701


日本シリーズは中日の53年ぶりの日本一で幕を閉じた。

落合博満のことは書きたいだけ書いたので、最後に中村ノリについて。

やはり無視はできない。

 

実際、正直なところ中日に中村ノリがいるという現実が今だに今いちピンと来ない。(笑

あまりにもシュールというか・・・。

なんか透明人間が一人混じっているのを目撃しているような。

一人だけ異次元にいる感じ。

 

この日本シリーズの活躍を眺めていても、「よく打つなーーーーっ」と感心した程度。

もし立浪が同じだけ打ったのなら、それなりに感動をしたと思う。

 

結果としてMVPに輝き、お立ち台のインタビューで号泣する彼を見て初めて気づいた。

 

やはり彼は一人、別の次元で闘っていたのだと。

 

考えてみればそうだろう。

 

メジャー挑戦が失敗に終わり、日本球界に復帰したもののぱっとせず。

オリックスとの年棒交渉で揉め、球界からつまはじきにされかけた。

唯一拾ってくれたのが中日。

ただし、育成選手登録、年棒400万円というまさにどん底での採用だった。

 

底辺から地を這うようなスタートを切った。

 

この一年は「中村紀洋」復権に向けての階級闘争だった。

 

かつて5億円の年棒を手にした男である。

 

今シーズン、そこそこ活躍して怪我で離脱した福留の穴を埋めたといわれるが、

それはつまり「いてくれて良かった」程度の存在感しかなかったということだ。

打率293、本塁打20本、打点79点という成績は充分に優秀。

しかし、「中村ノリ」としては全然物足りなかった。

彼はもともと主役である。

中日のその他大勢・・・脇役じゃない。

 

このまま埋もれてなるものか!

 

そういうようなノリの魂が叫びがそのままパワーとなったように、

この日本シリーズで炸裂した。

 

この大舞台でそういう役回りを演じ切れるあたりはさすが千両役者だ。

まだまだ捨てたもんじゃない。

その復活劇を全国の野球ファンに見せつけた。

 

中村こそ感無量であろう・・・。

 

 

この人も調子にのると「何様?」状態になるんで、今後の言動に注目したい。

またもや、トンデモ発言してくれるかもしれないし。(笑

 

2004年、当時近鉄に在籍していた彼はFA資格を取得し、こんなこと言ってたよなぁー。

 

「中村紀洋というブランドをまず考えて、近鉄で終わっていいのか」



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