育成→支配下時の契約金の確認。

  • DIME
    2010年04月05日 23:42 visibility16444

詳しい話は、巨人軍は非情かのときの書評(その3)とかで確認していただければと思うんですけど
ざっくり言うと、契約→支配下の時には契約金を渡すべきなんだけど、それが規約上決まっていないので対応が分かれてるよね、っていう話。
ここまで順当に支配下行きの選手が出てきているようですので、確認しておきたいと思いました。

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矢地と支配下契約=プロ野球・中日
 中日は5日、育成選手の矢地健人投手(22)と支配下選手契約を結んだ。契約金1000万円、年俸は440万円。背番号は212から59に変更された。
 矢地は2009年の育成ドラフト1位で高岡法大から入団。中日で育成ドラフト入団の選手が支配下契約を結んだのは初めて。金額は推定。 
(2010/04/05-18:19 時事通信)
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田上支配下登録「赤星さんの穴埋めたい」
阪神に支配下登録された田上は新背番号「61」を背に笑顔でガッツポーズ ポスト赤星と期待される阪神育成ドラフト2位の田上健一外野手(22=創価大)が29日、支配下選手登録された。西宮市の球団事務所で推定契約金1000万円、同年俸500万円で契約を結び、背番号は61に決定。阪神歴代の育成選手ではバルディリス、野原祐に次ぐ3人目の登録だ。田上は「(早い時期で)びっくりしたけど両親もすごく喜んでくれた」と感激。赤星氏直伝の教えを胸に、優勝の力になると意気込んだ。
50メートル5秒7の俊足で、外野の守備範囲も広い右投げ左打ちの巧打者。赤星氏そっくりの特長を持つ新人は、キャンプを訪れた本家からプロで生きる極意を教わった。中距離タイプで細かったバットをアベレージ型の太いものに変更。盗塁の成功法や「次の塁を狙った前向きなアウトは仕方ないけど、けん制とか同じ塁で死ぬのはダメ」と金言も授かった。「それが実戦でも生かせてる」。ウエスタン・リーグ3試合で打率3割はチームトップで、2盗塁もリーグ最多タイ。最終的な登録の決め手となった。
野手より中継ぎを増員したいチーム事情もあり、当面2軍調整が続く。だが現状の重量打線を踏まえれば、高い機動力はすぐにでもほしい。首脳陣は守備固めや代走など切り札昇格の検討に入った。「いずれは赤星さんの穴を埋める選手に。そこを目指していきます」。01年新庄のメジャー挑戦時、新人赤星が「新庄さんの穴を埋める」と有言実行した時と同じ頼もしいセリフ。「1番中堅田上」へ、牙を研ぐ。【松井清員】
[2010年3月30日11時25分 ニッカンスポーツ]
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巨人育成の星野、支配下登録決定
“育成の巨人”に、また新星が輝いた。巨人の育成ドラフト1位・星野真澄投手(25)=BCリーグ・信濃=が17日、広島とのオープン戦で八回から3番手として登板し、1回無失点の好投。試合後には支配下登録されることが決定し、東京ドームで会見を行った。契約金1000万円、年俸440万円。背番号は95に変わる。“ポスト山口”の誕生で、巨人の戦力がさらに厚みを増した。
「素直にものすごくうれしいです」。背番号「100」を脱ぎ、清武球団代表に真新しい背番号「95」のユニホームを着せられると、その顔には満面の笑みが広がった。
プレッシャーに打ち勝つ“一発快投”だ。事前に、清武代表から「今日はハンコを持ってこい」と言われていた星野。それでも「緊張はしたが、打者の気持ちに負けないように投げた」と直球で押す投球。2三振を奪い強烈な存在感を示した。
これには「打たれたら(支配下を)先延ばしにするつもりだった。あれだけ強いプレッシャーをかけたのは初めて」という清武代表も「1回でクリアする度胸は大したものだよ」と脱帽だ。
同じ育成出身の山口が1年半かけた支配下登録を、入団会見から約3カ月でつかむ“スピード出世”。その山口の先発転向で、中継ぎ左腕の確立が急務だっただけに、原監督も「1軍で戦える戦力が1人増えたのは心強い」と手放しで喜んだ。
「真澄」の名は、元巨人・桑田真澄氏のファンだった父が付けたもの。「いい名前をありがとうと電話します。頑張って桑田さんの背中を追っていきます」。独立リーグ時代、きのこ園のバイトで生計を立てた苦労人は「支配下になるのが目標ではない。1軍の戦力にならないといけない」と言葉に力を込めた。そのサクセスストーリーは、まだ始まったばかりだ。
デイリースポーツ
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全部契約金払っていますねえ。セ・リーグ側は全部払ってるという理解で良いでしょうか。
ちなみに、ソフトバンクの山田の場合は最初の支配下契約時点で契約金を払っているので、今回の契約で支払う必然性はないと思います。

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あぁそれと、ずっといっておりますが、育成選手と支配下選手の差異が「一軍に登録できるかどうか」である以上、育成選手制度は制度上「1軍レベルになったときに初めて支配下登録する」のが正しい使い方である制度です。
規約をしっかり読み込まずにどうとでも解釈できる「理念」とやらを拡大解釈して間違った事を言ってはいけません。
どこだったか忘れましたけど、「二軍レベルになったら支配下登録されるのが育成選手契約であったはず」とかウソ書いてたのを見た覚えがあります。
制度を考えればわかると思いますが、育成選手制度は「1軍の試合には出られないけれど、2軍の試合には出られる」選手の為の制度です。
ってことは「1軍レベルじゃないけど2軍レベルではある」から育成選手なんだということは自明でしょうに。
あと、全ての育成選手は「その他の11球団は、育成ドラフトで指名する前にドラフトで指名する機会が与えられていた」事は忘れずに。ギャンブルに勝った例だけ持ち出してきゃんきゃん言うのはお門違いってもんです。

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