チーム作りって一筋縄ではいかない。

  • 虎男
    2017年07月22日 15:06 visibility328

草野球のチーム作りなんて、永遠に終わらないのでは?と思うくらいノンストップに近い。理由は問題が山ほど噴出して来るからだ。野球が普通に好きなんてくらいでチーム作りなんかできるわけがない。500近いチームが都内では毎年生まれて、450チーム位が消えて行くと言う。10年間残るチームなどほんの数チームで20年間を超えてチームが存続していると言うのは「稀」なのだと言う。それはそうだろう。運営するだけでも大変なのに、試合を組む、選手の入退部、グラウンド確保、会計管理、備品管理、本当に何から何までどんどん色々な問題が出てくる。その上「育成」をしていかなければ選手は育たない。

 

投手が足りない。うちのような平均年齢が高いチームにとって「投手力」と言うのは、本当に「最重要課題」なのだ。若い投手なら、球の速くて活きの良い投手が2人もいれば問題無いだろう。だが、年齢が行って来れば、ヘロヘロボールを投げるような投手がスタミナも無くマウンドでぜーぜー言っていたら、大きな問題だ。勝つ負けるどころか「試合をつくれない」ことになる。ここをどうマネジメントしていくかだ。

 

ただ、投手の事だけに目を向けているのは「ど素人」だろう。投手が良くても、良い捕手がいないのは意味がない。捕手も考え方が試合の中で出る捕手なのか、それとも捕手としてのインスピレーションの無い奴がマスクをかぶっったら、それは投手の良いところを引き出さないことになり、むしろ「ただの壁」だけになってしまう。そんな捕手だったらポジション的には採用したくない。

 

捕手の頭と言うのは配球を作るだけでも苦労するのに、投手を「やる気」にさせていかなければならない。そこへ持ってきて、試合中に余計な言葉を吐く捕手は捕手失格である。例えば、自分が要求したボールを投手がどんぴしゃりのボールを投げてきたことに、喜び大声でよろこぶ捕手は申し訳ないが、捕手としての資質0だ。捕手とは、自分のプレーに喜びがあったとしてもそれを表に出して表現する必要性の無いポジションであり、そんなことで喜ぶくらいなら次の打者の配球を考えるべきなのだ。ここに草野球の捕手で「使いたくなる捕手」と「使いたくない捕手」の分かれ目が出てくる。捕手は自分のプレーに心酔するのではなく、投手をいかにうまくリードし、ホームを守り、ダイアモンドに散らばっている選手たちを司令塔として指示をし、そして最少失点で抑えていくためのリードをしていくのが捕手なのである。そのために捕手は自分のプレーに心酔している暇はない。

 

 

 

投手も同じだろう。資質の無い人間が投手を目指すのは悪いことじゃあない。しかし、結果が出ずにぼこぼこ打たれて、投手のするべき仕事を全く覚えられずに、放心状態が続くようでは「勉強」したとはいえない。それだったら、もともとの投手経験者をマウンドへ送るのが相手チームにとっても「礼儀」であろう。いざと言う時の育成は大切だが、そのプレイヤーの資質を見ないでやらせても、徒労に終わってしまうのは意味がない。理想は投手は3人は最低欲しい。そうすれば、活動に欠席した投手の代理でスライド登板させることができる。

 

投手が欲しい。これは切実なる思いだ。投手さえしっかりしていれば、あとは結構試合になる。草野球は90%が投手力で決まりである。その投手を今作っている状態の我がチーム、こんなチーム作り状況だから、うちに経験者で35歳以上の投手であれば、それは登板の機会は確実にあるし、歓迎して迎え入れるだろう。年齢は戻せないところまで来ている。今後の自分たちの野球人生を真正面から考えるのであれば、投手経験者がうちを選んで、自分の働き場を得るのは良い選択である。その代り投手の多くを学んでもらえるだけの自信は持っている。

 

チーム作りとは時間がかかる。そして、終着点が見えない。そして徒労に終わることも頭の中にいれておかなければならない。終わらない仕事であること。それでもやらなければチームは作れないのである。

 

 

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