あまりにも飛びすぎる甲子園の大会公認球の噂。

  • 虎男
    2017年08月20日 00:10 visibility1852

ある野球のニュースサイトに「この夏の甲子園大会の本塁打量産で疑わしきは飛ぶボールの使用をしているのでは_」という記事が気になった。春の選抜大会に使った公式球と夏とは違うらしい。天理高校の神野選手が打ったホームランを見て試合関係者が漏らしたのは「こすった打球なのに、スタンドインしているのはおかしい。それほど力のある打者ではないのに、芯を食ってもいないのに飛びすぎるほど飛んでいる。これは、そのうちばれるぞ。」とのこと。

 

昔、プロ野球界で物議をかもした「飛ぶボール」を今大会に使用しているのではとの疑惑がまことしやかに流れていると言う。しかも、非力な打者ですら、風など関係なくホームランを打っているのは、飛ぶボールの効果以外に考えられないと言うのだろう。しかも左中間、右中間が膨らんで広い甲子園の外野で考えられるのはボール以外に「ホームランを呼ぶもの」はありえないということだろう。

 

さらに、これはちょっと行き過ぎな話だとは思うが、全く無いとは言えない話しでもある。それは、早実の清宮がこの大会に出るのを予想して「飛ぶボール」を公認球にしたと言うのだ。昨年の夏は大型選手が数人いて、話題が満載だったが、今年は清宮くらいしか世間を引き付ける「目玉選手」がいないと言う事で、いち早く、その清宮が活躍するための策を練って準備をしたのではないかとの話が浮かび上がっている。しかし、そういうタラレバの準備が、多くの高校野球選手を「勘違いの自分」を拡大させてしまう「大人の都合」によっての「落とし穴」の怖さの中に落ち込んでいく選手も山ほどいるのではないだろうか。これは笑えない話だ。

 

野球人気の凋落が言われている昨今に、清宮フィーバーは一番のカンフル剤になるところだった。しかし、彼だけが野球をやっているわけじゃあないので、必ずしも西東京代表で夏のトーナメントを勝ち抜いてこられる保証などどこにもない。それでも大人たちは、万が一出て来た時には「フルサポート」をしようなんてことを大会主催の高野連や朝日新聞などがやっているとしたら、これは由々しき問題である。バットが改良され、そしてボールもどんどん基準が変わり、そしてマスコミが餌が欲しいからと大会主催者にコネをつけ、裏金や接待で大会のルール内の「見えない基準をこっそり変更」をしているのであれば、「選挙管理委員会」のような「高校野球規則及び試合倫理判定監視委員会」を設立して「こうしたインチキ」を許すべきではないだろう。こんな疑惑がもたれるような大会を平気で進めていることに、私は憤りを感じるし本当の実力でホームランが出ているのであれば、それは凄いと素直に認めるが、昨年との本数比較で、これほど頻出するものだとは思えないほど出ていることに誰も何も思わない方が不思議だ。高校野球もビジネスが見え隠れする。投手のグラブは全てニューグラブがメーカーから支給されているのをご存知であろうか?野手はエラーが怖いので、皆大概の野手は自前の慣れたグラブを使っているが、投手は押しなべてニューグラブなのだ。それはテレビで一番映るのは投手であり、グラブのラベルが一番映るために、メーカーが無償で甲子園出場高の投手全員に手渡している。これは隠れた商品宣伝になっているわけで、ここにもビジネスが介在しているのだ。だから、飛ぶボールについても「嘘だ、噂だ」と言い切れない部分があるので、ここに書かせていただいたのである。

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