チーム継続のための「ほうれんそう」の重要性

  • 虎男
    2018年12月27日 16:47 visibility354

念願の創部14年目のシーズンが無事に終わり、15年目と言うメモリアルシーズンを迎える前のオフを過ごしている。仕事も今日で仕事納め。ゆっくりと来シーズンの事を考えながら、三が日までを過ごしてみたいと考えている。

 

チームと言うのは面白いもので、チーム運営管理の仕事をすればするほど第一にやらなければならないのは「ほうれんそう」であるとつくづく思う。ほうれんそうとは「報告、連絡、相談」である。まずチームメンバーに対しての報告は頻繁にするべきだと私は創部当初から考えて実践してきた。チームメンバーの家庭に赤ちゃんが誕生などと言う時には必ず、CCメールを使ってお祝い事を報告している。さらには会計報告だ。チームの費用が発生したら、即座に全メンバーに会計報告のメールを送っている。それは、会計がきちんと収支を付けていると言うことの報告と、毎月メンバーがはらってくれている部費に対して、適正に使用されているかを周知してもらうためのものである。もちろん、チームの活動に関しないものへの支出はご法度であるし、毎度毎度メールで収支報告をしているのであるから、不正は絶対にできない。これを14年やってきた事での自分のプライドもある。

 

連絡はグラウンド確保、試合成立での時間配分、審判員の有無、ダッグアウトの詳細、先攻後攻、ビジターでは、さらに相手のグラウンドの内容も事前調査に出かけていくこともある。連絡は本当に大切である。相談は、メンバーとの個別の相談である。昔は、転勤で二年間東京を離れるので、その期間休部とさせてほしいと言うめんばーに許可を与え、きちんと二年後復帰をしてくれた。このような相談もメールだけでなく、電話や直接面会をして相談事をしている。

 

つまり「ほうれんそう」をしないで、社会人の草野球チームは運営継続していくことは「不可能」だと言い切れる。うちのチームに掛け持ちで他のチームに入ったメンバーがいる。ユニフォームまで作っていたのに、半年でそのチームを辞めたと言うのである。理由はこうだ。そのチームを作ったのが、高校生の時の仲間が数人集まって作ったチームであったが、人数が試合に出るだけの数が足りないので草野球チーム専用のホームページの掲示板を使って「メンバー募集」を掛けたと言う。その募集を見て入部を決めたのが、うちのメンバーの2人だ。しかし、高校の時の友人だった連中は野球以外でも「しょっちゅうつるんでいる仲間」だったのだが、この連中が「外様」のようなネット募集で入って来たメンバーに対して「よそ者扱い」をし、そして3か月もすると連絡が不通になってしまったと言う。想像するに、そのチームの運営管理者側の人間たちが「面倒くさくなった」のだろう。さらに言うと「野球を好きでも何でもない人間たち」が「草野球のチームなど簡単にできるよ。」くらいの気持ちで立ち上げたのが、見なくてもわかる。感謝の無い人間たちが「作った組織」など3か月も持たないで崩壊するのは目に見えている。

 

草野球チームと言うより、組織と言う物は真剣にやっていたとしても崩壊するのは簡単なのだ。では、なぜ良い営ができているチームが存在するのかと言えば、そこには管理運営者が感じている「責任」があるか無いかの違いだ。責任のある管理者は、どうにか「チームの継続運営」に必要なことを考え、それを実践していると言うことだ。「ほうれんそう」をやってないチームで長期運営継続しているなんてチームは聞いたことが無い。そして管理運営者がチームへの「愛情」が無ければ、これまた即崩壊してしまうだろう。チームへの愛情とはなんであろうか。それは、チームメンバーを大事にすることが基本なのだ。チームメンバーの活動への出席に対して「感謝の言葉」が出ない運営管理者は「失格」である。なぜ野球ができれいるのか?それはチームのメンバーがチームユニフォームを揃え、チーム活動に出席をし、チームとしてのコミュニケーションを取ってくれているからであって、それに対しての感謝のある人間は、チーム運営管理をきちんとやっていこうと思えるはずだし、それをやることによって、自分たちの趣味である野球に「命」が吹き込まれていくのだ。そして継続して試合を行っていけば、そこに残るものは記録と思い出と言う2つのチーム財産が残せていくのである。良く、頻繁にチームを辞めていく人間がいると聞く。残念なことだ。長くいればいるほど、野球選手として輝ける時を持つ可能性があるのに、それを軽く考えているからこそ、簡単に辞めていくのだろう。私の場合、自分で作ったチームだからこそ、継続していくことに全力を注げるし、だからこそ自分の野球チームは「このチーム」だと言えるのであって、チームの仕事をありがたく継続させてもらっているのもメンバーの活動への出席のおかげだと思っている。

いつまで続けられるのかはわからない。でも、14年前に作ったユニフォームのスタイルは絶対に変えないし、このユニフォームで野球人生を続けて行くことに「私の野球」と言い切れるものがあるのだ。

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