草野球チームの運営管理は「大人の社交場」の環境づくりである。

  • 虎男
    2019年02月03日 13:27 visibility1591

草野球チームの仕事ってどれだけあるのか。下記に箇条書きすれば、おそらく最低限これだけは必要だ。

 

チームメンバーへの連絡

対戦相手チームとの折衝、交渉

派遣審判員への連絡

チームの道具管理(備品・消耗品)

チーム規約編纂・修正

チーム会計管理

新入部員勧誘

新規ユニフォーム作成管理

チームイベント企画・実施

助っ人派遣

 

このくらいの仕事がピックアップされるが、連盟や私設リーグに所属していれば、その所属の打ち合わせや会議に顔を出す仕事も入ってくる。さて、これを仕事分担して、メンバーの人間に配分したら、どうなるだろう。機能するチームはどれだけあるのだろうか。「うちのチームは機能しているよ。何しろ先輩後輩がきちんとしているし、きちんとやらないメンバーにはペナルティを課すってチームの決まりがあるから、絶対大丈夫。」と言うチームさんもあるだろう。それはそれでよい。しかしメンバーをネットで募集し、見も知らぬ人たちが集まったチームで、いきなり「君は会計管理をお願いするよ。あ、君はチームの道具管理をお願いね。」とやれるチームがあるのだろうか?何事も最初が肝心だというが、役割分担をして試合を対戦相手チームを探して、交渉し、試合にできるようになるまでに、連絡係と試合担当係が別の人間だったら、仕事などで連絡がとれなかったら、自チームにも対戦相手チームさんにも大きな迷惑がかかることになる。さらには助っ人の派遣なども同じである。

 

私は15年間、これらの仕事を一人でやってきた。理由は、どこかで漏れがあってはいけないのと、私一人が運営をしていれば、他人任せになる部分はなくなり、私から自チームのメンバーに対してメール連絡はスムーズにいくし、日程時間の変更、雨天での試合の有無、審判員に対しての連絡など、これを分担していたら、最後に確認する人が連絡をもらうまでに、どれだけの時間がかかってしまうことか。さらには、対戦相手チームさんへの連絡窓口まで別の人間に役割分担を決めていたら、それこそ面倒で、何もスムーズにいかなくなってしまう。もし、連絡係が1人いて、その連絡係が審判員への連絡、メンバーへの連絡、対戦相手チームさんへの連絡をすべてやるとしたら、かなりの負担がその連絡係にかかるのに、道具備品管理係の人間と仕事の分量比較すると仕事量での不公平性が出てしまう。まあ、草野球チームの仕事はチーム愛が無い人間には「全くできるものではない。」

 

チーム運営をきちんとしていたとしても、中には理解を示さないメンバーもいるのは常である。自分の所属しているチームがどうして機能しているのか。チームがチームとして存在しているのは活動を継続的に行っている運営側がしっかりしているということの賜物であり、チームは対外試合をしているという事実は、チームが相手チームさんに対して信頼をしてもらっている証拠であることをメンバーは理解するべきだろう。長年チーム運営をしているというのは、簡単なことではない。ネット社会であるが上でも、きちんと運営管理しなければ、対戦相手チームさんの減少などは簡単なのである。運営管理の継続は、信頼を築いていることの表れでもある。そして何よりも大人の社交場の環境を作り上げている証拠でもある。

 

 

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