プロ野球選手会が負うことになった重荷(3/25,213260,野球18,総合33)

名を上げた選手会ですが,これによって負う事になった重荷をとりあえず2点だけ
指摘したいと思います.

1・選手会の意向に沿う形で,球団側は収入を得る機会(試合開催)を見送った訳
だから,それによって減った分の収入について選手会はある程度責任を持たなくては
ならない事.つまり,給料が下がっても文句は言えないということです.しかも,
それが1年だけで済む保証はどこにもない.

2・統一契約書でオフ期間として認められている12月~1月にもプレーすることを
認めたこと.公式戦やCSや日本シリーズだけでなく,1に関連して不足収入を補う
ために球団から求められたら選手は仕事をしなくてはならなくなる.
 さらに,いったん例外規定を設けた以上,上記のオフ期間を「絶対」として,
拒否できた球団からの要請を,理由によっては断れなくなる.

 選手会は,日本の球団の経営が赤字でも,多額の給与をせしめる選手や,海外に
行ってしまう選手を応援し,12月~1月に球団のためにプレーをすることを拒んで
きたわけですが,それが今後は難しくなるはずです.巨人を含めた球団側が得たもの
は決して小さくはないでしょう.巨人は,短期的には「名を捨てて」しまいました
が,結構「実を取った」ようにも思います.清武さんが,「選手会が大きく譲歩して、
これまで(参稼報酬期間を)12月までやる、と言ったことはなかったんじゃないか。
そういう覚悟があるんだったら、その覚悟に応えようということ」
と言っている
ことにそれは現われています.

・しかし,3月25日や3月29日に比べて,4月12日の状況が良くなるとは私には,どうも
思えないのですが・・.その場合,セ・パ同時の4月12日開催を唱えてきた人たちはどう
するのでしょうかね?

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