2014年巨人のルーキー回顧-2:和田恋(右投げ右打ち内野手)

ドラ2:和田 恋(れん)(19才)の今年の成績.主に3塁手として起用されました.



1軍:出場なし。

2軍:78試合,228打席220打数44安打1本15点1盗塁(3盗塁死)2犠打5四球,打率200出塁率217

3塁手としての守備率843で21失策



参考(2013年の辻東倫の成績)

2軍:72試合、236打席221打数47安打0本19点2盗塁(3盗塁死)3犠打7四球,打率213出塁率249

  ショートとしての守備率959で13失策。



今年の評価:△



 昨年(2013年)の辻が,「ショートとして育てる」という明確な意図のもと,高卒ルーキーながら2軍のショートレギュラーとして使われたように,和田も3塁手レギュラーとしてほぼ1年,3塁手として使われ続けました.春先は上々の滑り出しを見せ,「(ルーキーの時の)中井以上だ!」という茶柱さんも興奮しています(http://labola.jp/diary/287495012).その後,プロの壁にぶつかって上記の成績になるわですが,高卒1年目であることを考慮すれば,打撃成績に関してはマズマズではないかと思います(私の信頼する迷スカウトさんによれば,高卒ルーキー野手の2軍成績の目安は打率2割とのこと).問題は守備率で,サード守備でエラーが多すぎます.茶柱さんによると,ほとんどが送球のエラーだそうで,「レン君(茶柱さんによる愛称)は,イップスなのではないか.」とのことです.1年目の打撃成績が和田と変わらないのにも関わらず,その安定した守備で2年目の今年もショートとして使われ続けた辻に対し,捕手コンバートの話が和田に出てしまったのは,この守備の不安定さが原因と思われます.もっと言えば,ルーキー岡本の3塁起用の話も,和田の守備が安定していれば出なかったかもしれません.

 「捕手コンバート(テスト)」が,イップス克服のためのショック療法なのか(茶柱・舎人説),実際に3塁手として見切りをつけられてしまったのかは,今後の様子を見るしかありません.というか,岡本の3塁守備次第でしょうね.まあ,3塁守備ができるようなら,高校でも岡本は3塁をやった筈ですから,和田にもチャンスは残されているとは思います.



参考:1年目の中井の成績(2008年)

1軍:出場なし。

2軍:94試合,390打席367打数98安打10本50打点3盗塁(4盗塁死)2犠打15四球,打率267出塁率304

 サードとしての守備率919で14失策







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