高まる宮國への期待。

14日の紅白戦での登板の模様をG+の録画で見ました。

 3回裏と4回裏の2回の登板です。試合は雨のために 4回で終了しています。
 
・打者の早打ちに助けられた所もあった3回裏の3者凡退よりピンチを迎えた4回のピッチングがより評価されたと思います。
・足下が雨でぬかるんだために,先頭の藤村に対してストライクが入らず四球を出して無死1塁。
・長野が早打ちして飛球を打ち上げて1死一塁。
・阿部を迎えた時点では,足下のぬかるみに対する修正が出来ていて,ストライク先行。しかし,阿部に粘られた末に,インコース低めの決め球をレフト前にうまく打たれて1死1・2塁のピンチになって村田・高橋由を迎えます。
・村田に対しても,外角低めにすばらしく制球された直球が決まってストライク先行。2-2から,アウトコースのボールになるスライダーを村田が振って三振したのも,その前の外角直球のイメージがあったからでしょう。
・二死1・2塁になって,高橋由を迎えた場面では,一転して初球カーブでカウントを取り,二球目のストレートを詰まらせて凡打に打ち取りました。

特筆されるところは下記の点だと思います。

・雨が降って悪条件となり,制球が当初乱れたのに,すぐにそれを修正出来た点。
・ピンチで,長野・阿部・村田・高橋由といったメンバーに対してもストライク先行で行けた点。
・ストレートの伸びがすばらしく,甘い球を打者が打ちにいっても飛球になっている点。上原のストレートを思い出します。
  →ということは,いわゆる「飛球を打たせる」投手なので結構本塁打を打たれるかもしれません。

・直球だけでなく,変化球でもストライクが取れる点。
・全体として,投球をまとめるセンスに長けている点。若くしてこれが出来ている投手というと桑田を思い出します。
・その他,ワインドアップでのフォームの良さが話題になっていますが、私はセットポジションの形のきれいさに惹かれました。きちんときれいに静止しています。

4回表で,同じく足下がぬかるむ中,制球がままならず集中力を切らしてワイルドピッチで点を与えてしまった東野や、12日の紅白戦で,阿部が打席に立っただけで,コントロールを乱してボール先行になった西村より現時点では上に見えます。

東野なんて,ワイルドピッチで点を与えた後,「この条件では仕方がない」と思ったのか笑っていました。笑っている場合じゃないよ、東野!

 今後,先発争いのライバルである,東野や西村の巻き返しもあるとは思いますが,このまま順調にいけば,先発の枠の中に入ってくると思いました。後は,体力と精神的な強さでしょう。

桑田並みのタフさがあれば,先発枠に入って15勝できるかもしれないと思いました。

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