ある日のH監督とA部の会話

H監督:おおーい、A部、ちょっと来い、話がある。

A部:何すか、監督?

H監督:相川のケガが治ったら、おまえのポジションについてもう一度話し合うことになっていたな。

A部:そっすね。

H監督:でも、おまえの1塁守備はダメだし、1塁を守ると打撃にも影響がでるから、お前はやっぱり捕手だ。

A部:そっすね。

H監督:ただ、お前の身体も万全ではないから、時々は捕手を休んで試合も休んでもらう必要がある。

A部:そっすね。

H監督:そのとき、お前が打線から抜ける上に、捕手が小林では打線の迫力ががた落ちだ。

A部:そっすね。

H監督:だから、お前が休むときは小林ではなく相川を使うことにする。打撃では、相川の方が上だからな。

A部:そっすか?じゃあ、小林はどうするんすか?

H監督:1軍においといても仕方ないから2軍に落とすことにする。

A部:ええー!それじゃ、昨年の秋から準備していた「小林養成計画」はどうなるんすか?

H監督:そんなもの白紙だ、白紙!だいたい、お前の1塁守備がひどすぎるのが悪い。その上、1塁を守ると打撃成績を落としてしまうのもいかん。

A部:ええー!それじゃ、悪いのはオレみたいじゃないすか?

H監督:「みたい」じゃなく、お前が本当に悪い。だから、お前の捕手専念は、オレとお前の話し合いの中で、お前が申し出たことにする。いいな、それで。

A部:ええー!またですか?4月に捕手に戻ったときも、オレが申し出たことになっていますが・・・

H監督:だから、あのときは、お前の「男気」ということにしてやったじゃないか。今回も、お前の「男気」にしといてやるからありがたく思え!

A部:(ブツブツと)また、オレの男気か・・・。「オレの男気」もいいけれど、「監督の責任」というのはどうなるんだろう。

H監督:何かいったか?

A部:いや、何でもありません。はい、オレの男気で捕手専念でOKです。

H監督:そうだ、よくわかっているじゃないか。その調子で頼むぞ、いいな!

A部:はい、わかりました!



というような会話があったようななかったような・・・



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