巨人7-2西武 ホールトン好投,阿部逆転スリーランで西武に先勝.

初回のホールトンはさんざんで,先頭打者にいきなりヒットを打たれると牽制悪送球で無死二塁.次打者のバントを阿部が素早くさばいて2塁ランナーを3塁で刺して1死一塁となったのに,栗山選手にカウントを悪くして3-0.ストライクを取りにいったら強振されて2点本塁打という有様.その後も2塁打を打たれてどうなるかと思ったがなんとか初回は2点で抑えた.西武の方も,「ホールトンの立ち上がりが悪い」ということを知っていて,初回は積極的に甘い球を打っていた感じだった.しかし,その後は立ち直って結局7回を2失点と合格点の結果.でも,できたら初回に点を取られるのはやめて欲しいのだが・・

 7-2と5点差の8回表は誰にするのかと思ったら山口がそのまま出てきた.先日のロッテ戦で打たれたので楽な所で投げさせようという配慮か・・・.山口は1-3番を完璧に抑えた.9回は,小野とのトレードで巨人にやってきた左投手の青木.巨人での初登板だったが,一発のある右打者のオーティズをゆるいカーブで翻弄して三振.やはり右打者で当っているヘルマンを変化球で内野ゴロ,続く左打者の坂田もレフトフライにうちとってこれまた完璧なリリーフだった.以前の日記にも書いたが、このように球威ではなく技で打ち取る投手は巨人の投手陣には少ないので,貴重な存在になると思う.青木は32才.巨人のほとんどの投手が,青木より年下なので手本にしてほしい.


打つ方は,3回に無死から長野・立岡の連打でつかんだチャンスに坂本は三振に倒れたものの,阿部が本塁打をレフトに打って逆転.6回には2死走者無しで村田が差を広げるソロ本塁打.7回は相手のミスもあってもらった2死満塁からロペスが3点2塁打を放って突き放した.

ロペスは2回にレフトへのきわどい大飛球をファールと判定されていたから,この当りは会心だっただろう.プロ入り初スタメンの立岡は,5打席で1安打1四球と2度出塁した上に,レフトでのファインプレーもあって見事に結果を出した.明日もスタメンで使われるだろう.

 結果も良かったし,今後の戦力を考える上でも収穫の多い試合だった.

なお、気付かれている方も多いと思うが、ランナーが無死で出た時に、バントより強攻させるケースが増えている。今年は、長打で点の取り合いになるケースが多いためかもしれない。

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