巨人の2013年ドラフトを考える.松井投手(桐光学園)の指名はあるか?

戦力外予想は戦力分析とイコールなので,トレードの次にドラフトを考えてみたいと思います.

巨人の補強ポイントは,

・左投手
・打てる捕手
・強打者タイプの内野手
・強打者タイプの外野手

です.

左投手
・以前の日記で,2011年ドラフトで松本竜・今村をドラ1・2で取ったばかりなので,松井投手の指名はないという趣旨のことを書きましたが,期待の松本竜は故障で,「明日の杉内」というよりは「明日の辻内」になりそうです.また,高木京はボールが飛ぶようになって今年は不調だし,辻内・岸は故障ということで,左投手の手薄感がでてきました.松井投手指名もありかなと最近は思っています.

捕手
・阿部(34才)の後継者養成は急務ですが,打てる捕手はそう簡単にはいません.最近の起用方法をみると,河野や鬼屋敷を育てようという意図も見えます.昨年のドラフトで噂された伏見捕手(東海大→オリックス)も指名しませんでしたし,かなりの大物が出てくるまで巨人の編成は獲得にいかないような気がしてきました.

内野手
・村田・坂本がいて,1塁にはロペス(ボウカー)がいる.穴だったセカンドは中井の成長で埋まるということで,補強順位は低いように思えますが,坂本のFAによる流出(海外なら2016年オフ)の可能性を考えておく必要があると思います.もちろん,球団は必死で留めようとするでしょうし,MLBで成功した日本人ショートは皆無なので困難な道ですが,だからこそ坂本がトライしようとするかもしれません.急ぐ必要はありませんが,準備はしておくべきです(つまり,いい選手がいれば獲得しておくべき).昨年の辻の獲得なんかは,その布石の一つのように思えます.

外野手
・巨人の外野が高齢化しつつあるのは,7月22日の日記に書いたとおりです.ただ,亀井の復活とボウカーの存在および大田がいることを考えるとそれほど緊急に急ぐ補強ポイントでもないように思います.外野手というのは比較的外部補強しやすいポジションでもありますし,大田(中井)のようにコンバートも可能ですから.

上記の補強ポイントにあったドラフト上位クラスの選手というと,私が信頼する迷スカウトさんのホームページ(ドラフト上位指名展望号(上半期編),ただし有料)によると,

左投手
 松井(桐光学園)
 岩貞(横浜商科大)

捕手
 森(大阪桐蔭)
 若月(花咲徳栄)
 小林(日本生命)

内野手
 渡辺(東海大甲府)

ということになります.この中でも松井投手が図抜けているのは間違いないようです.岩貞投手については,書きぶりを見ると松井投手よりは1-2ランク落ちる感じ.森捕手については,評価が高いですが,体格の小ささとキャッチングに対する不安が書いてありました.若槻捕手は,体格・キャッチングで森捕手を上回り,打撃も急上昇中と書いてあります.小林捕手については,巨人の外れ一位候補として他のHP等でも噂されていますが,迷スカウトさんによれば,打撃だけでなく守備にも課題があるようで,24歳前後という年齢が,河野・鬼屋敷に近いことも考慮してあまり魅力のある素材には思えません.渡辺選手は,私が獲得してほしかった高橋周平選手(2011年ドラ1で中日入り)の後輩遊撃手.いろいろなところで高く評価されていて,迷スカウトさんも評価していました.

 整理すると,ドラ1で突っ込まないと獲得できそうにないのは,松井投手・森捕手・渡辺遊撃手となりそうです.競合を避けて単独一位指名を狙うのなら若月捕手かな.現時点では,有力選手が少ないことは否めないので,久しぶりに競合覚悟で,松井・森・渡辺あたりに巨人が一位指名するかもしれません.個人的には,森か渡辺にいってほしいなあと思います.まあ,夏の甲子園が終わらないと高校生の評価は定まらないので,今後,候補が増えていく可能性はあります.

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