阪神と巨人の投手陣の比較

以下選手名の敬称略です.



主な先発投手(投球回数順で1/3~2/3回は切り捨て,()の選手は8月25日時点で2軍)

防御率については,投手有利な甲子園をホームとする阪神と,打者有利な東京Dをホームとする巨人ということを考慮する必要がある.イメージ的に0.3程度阪神投手陣の方が有利か?



阪神

メッセンジャー(右) 23試合145回 11勝6敗,防御率3.34

能見(左)19試合138回 8勝6敗,防御率2.73

スタンリッジ(右) 20試合130回 7勝8敗,防御率2.28

藤浪(右)18試合103回 9勝4敗,防御率2.53

(榎田(左)13試合80回4勝6敗、防御率2.58)

鶴(右)19試合32回 3勝0敗,防御率3.58



巨人

菅野(右) 21試合139回 11勝4敗,防御率3.04

澤村(右) 20試合133回 4勝8敗,防御率3.18

杉内(左) 20試合129回 10勝4敗,防御率3.07

内海(左) 19試合121回2/ 10勝5敗,防御率3.18

ホールトン(右)13試合73回 4勝4敗,防御率4.30

宮國(右) 13試合69回 5勝6敗,防御率4.67



先発については,上位3人(菅野・杉内・内海)まではあてにできるが4人目以降は計算できない巨人と,5人目まで計算できる阪神ということになる.特に阪神は,最近の鶴の台頭が大きい.



主なリリーフ投手(試合数順)

阪神

加藤康(左) 47試合38回 1勝1敗12H1S,防御率1.63

安藤(右) 46試合43回 3勝1敗20H1S,防御率2.28

福原(右) 40試合35回 4勝0敗12H10S,防御率1.01

(筒井(左) 34試合40回 3勝1敗5H1S,防御率2.23)

久保(右) 26試合29回 3勝3敗5H6S,防御率3.99

松田(右) 17試合19回 0勝0敗4H,防御率0.00



巨人

西村(右) 53試合55回 3勝3敗8H31S,防御率1.30

マシソン(右) 51試合50回 2勝2敗28H0S,防御率1.07

山口(左) 50試合55回 4勝2敗28H3S,防御率1.31

(高木京(左),38試合39回 3勝0敗6H,防御率5.03)

(笠原(右),30試合46回 4勝1敗1H,防御率3.33)

青木(左),25試合24回 4勝0敗,防御率1.48

(香月(右),19試合19回 0勝0敗3H,防御率6.16)



リリーフについては,絶対的な勝ちパターンの3人(西村・マシソン・山口)はいるが,3人+青木以外の投手が計算できない巨人と,絶対的な存在こそいないものの,リリーフが粒ぞろいの阪神ということになる.阪神は,久保の復帰と松田の台頭が大きい.





結果として,先発がよくなげて6回までリードすれば確実に勝てるが,先発が早く崩れるとお手上げの巨人に対し,勝ちパターンに入ったときのリリーフ投手については,巨人よりは若干の不安があるが,先発が崩れても終盤までゲームメークできて逆転もできる阪神ということになる.前節の戦い方(巨人は3勝3敗で3敗は先発が崩れてぼろ負けパターン,阪神は4勝1敗で終盤の大逆転負けが1つあったものの,リードを許しながら後半まで粘って逆転した試合が2試合)にもそれが反映されている.残り30-35試合程度を考えた場合,現状の投手陣を見る限り,阪神の方が安定した戦い方ができることになる.したがって,巨人は,4-5番手以降の先発・リリーフの整備が優勝のための課題となる.





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