山口後継者対策(または負担軽減対策)→巨人の近年の左投手集め

 巨人の投手陣で誰が抜けたら1番困るかと言えば,6年連続60試合以上登板なんてことを達成した山口である.球団もそのことは重々承知していると見えて,リリーフ起用を前提にした以下のような左投手集めをしてきた.(2011年のドラ1,2の松本・今村,FAの杉内,2009年FAの藤井は先発要員なので下記からは省いている.)

2012-2013年
ドラフト
 ドラ4:公文(大阪ガス)
 育成ドラ1:田原啓(横浜高)
トレード
 阿南:オリックスから(東野・山本和←→香月・阿南)
 青木:広島から(小野←→青木)

2011-2012年
ドラフト
 ドラ4:高木京(國學院大)
 育成3:柴田(明治大)
 育成6:渡辺貴(BCL新潟)
*2012年から辻内が2軍でリリーフに本格転向

2010-2011年
ドラフト
 育成2:岸
トレード
 須永:日ハムから(オビスポ←→須永)
外国人
 育成:ブライト(すでに退団)

2009-2010
ドラフト
 育成1:星野
 育成4:大立(すでに退団)
トレード
 高木康:オリックスから(木佐貫←→高木康)

このような中で,高木京や青木が出てきたと考えられる.公文も楽しみである.他方,2軍では左投手がだぶついているという印象が否めない.アマとの交流戦なんかだと,左投手ばかり出てくることがある.青木・高木京・公文に一定の目処がついた状況で,この「すそ野」を「必要」と考えるのか「無駄」と考えるのか,今オフに注目したい.

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